積み立てるにはやっぱり「米国株」な6つの理由

先進国だが人口増加が見込まれる米国

③人口増加で経済成長が長く続く  人口が減っていく国よりも、増えていく国のほうが経済成長するのは自明だ。 「日本だけでなく先進国の多くは人口減少や高齢化フェーズにあるのに対し、米国の人口は2050年には2割近く増加すると見込まれます」(太田氏)

イラスト/植田 工

④金融政策と財政政策が順調 「株価と景気は財政政策と金融政策で決まります。減税やインフラ投資に積極的で、中央銀行に利下げを促すトランプ米大統領の政策は株価にプラス」(戸松氏)。  増税する国より減税する国の株のほうが、安心して投資できそうだ

やっぱりなんだかんだ世界企業が多い

⑤GDPが20年間世界1位  過去10年で日本は世界2位の経済大国の座を中国に譲ったが、米国のトップはゆるぎない。 「GDPだけでなく株式市場の時価総額もこの10年間変わらず米国が他国を圧倒しており、もっとも信頼できる株式市場といえます」(太田氏)

Bryan Anselm/Redux/アフロ

⑥世界のイノベーション企業が多い 「アップル、アマゾン、グーグル(アルファベット)、マイクロソフトなどイノベーションを起こした企業の多くは、米国企業です」(たぱぞう氏)。  世界中の有能な若者たちが米国に集中。今後も競争力のある企業が増え続ける土壌がある。 【太田 創氏】 日本つみたて投資協会代表理事。フィデリティなどで投信企画に携わり、現職。著書に『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる米国つみたて投資』 【戸松信博氏】 グローバルリンクアドバイザーズ代表取締役。中国株ブームを巻き起こし、鋭い市場分析で個人投資家の支持を集める。注目銘柄・相場見通しはメルマガ「米国株通信」で配信中 【たぱぞう氏】 専業投資家。’00年から投資を始め、’19年に専業投資家に。著書に『お金が増える米国株超楽ちん投資術』『寝ながら稼げるグータラ投資術』 取材・文/森田悦子
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