ランダム度が高まる為替市場で、「無駄撃ち」は減らせるか? 10万部超のFX本の著者、田畑昇人氏に聞く

ランダムウォークではない「15%の時間」を狙ってトレード

「ブレグジットのようなイベントは年に一度あるかどうかですが、もう少しスケールの小さな非効率性は結構あります。経済指標や金融政策のサプライズやトランプのツイッター、偏っていたポジションの巻き戻しなどの要因でトレンドが発生し、為替市場が一方向に動いた状態は非効率性が高まっている可能性がある。僕の感覚でいえば『為替市場の15%は非効率』です」  ランダムウォークから脱却し、15%をいかに見抜くのか。 「多くの場合、金融政策や政治などファンダメンタルズ的な要因があるので、ニュースを日々チェック。その上で値動きからトレンドの発生をチェックし、トレンドが伸びるのかどうかをIMM(大口投機筋のポジション)やFX会社が公開するポジション状況、それにVIX指数などから確認する。これでランダムウォークから脱却できるんです」

<トレードする際に心がけている手順とは?>

①ニュース  毎日ニュースをチェック。金融政策の方向転換やリスクオフ要因など、トレンドの発生しそうな通貨ペアがないか、アンテナを張る ②日足チャート  移動平均線、MACD、ボリンジャーバンドでトレンドが発生しているかを確認。トレンド発生中の通貨ペアでの順バリが基本 ③需給  IMMやFX会社のオープンポジション。トレンドと逆方向のポジションが多く、トレンド方向にストップロスがあれば有望。ストップロスを狩りにいく動きを狙うプランを立てる ④ボラティリティ  VIX指数、各通貨のVIX指数。VIX指数なら20、通貨VIXなら7以上でボラ拡大と考え100pipsを強気に狙い、ボラが低ければ50pips程度で早めに利益確定 【田畑昇人氏】 大学在学中にFXを開始するも、元手を溶かした苦い思い出を糧に、日夜研究に没頭。「時間帯への意識」「ダウ理論」そしてオアンダが公開しているポジション情報から相場の心理を読み解くことを軸にしたトレード手法を編み出し、勝ち組トレーダーの仲間入りを果たす。公式ブログでは使用しているインジケータや参考になった書籍の情報も公開している。
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武器としてのFX

ベストセラーとなった「東大院生が考えたスマートフォンFX」の著者が
たどり着いた答えは、VIX指数だった。
相場の恐怖感を表すこの指標をいったいどのようにトレードに生かすのか。
初心者~中級者向けだった前著より一歩踏み込んだアップデート版は、
タイトル通りすべてのトレーダーの武器となるだろう。

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