メキシコ最大最凶のカルテルCJNGを率いる1000万ドルの賞金首、「新麻薬王」は元警官だった

北米どころかアジア・オセアニアまで

 米国にはティフアナから太平洋沿岸沿いのベルト地帯の市場を支配するようになったが、現在の米国でCJNGの主要都市となっているのは10都市あるとされている。特にサンディエゴ、ロサンジェルス、シアトルといった港がある都市は要所としている。  カナダの場合は地元の犯罪組織と関係を結んでバンクーバーを起点にカナダの他の地域に密売している。  アジアとオセアニアへの密輸は2014年から開始。オーストラリアにはメタンフェタミンを中国の犯罪組織を介して送っているという。  仕入れのコカインはエクアドルやコロンビアからで、主にコロンビア革命軍から手に入れていた。しかし同革命軍は解散したが、今でもコロンビアでのコカインの生産は衰えることはなく、その仕入れには問題ない。昨年のコカの栽培面積は16万9000ヘクタールで一昨年より2000ヘクタール下回っただけであった。エクアドルやコロンビアから中米を経由してメキシコに密輸入されるのである。(参照:「El Pais」)

米当局は新麻薬王エル・メンチョ逮捕に躍起

 これまでの麻薬王エル・チャポは米国で終身刑の判決を受けて脱獄が不可能とされている刑務所に収監されている。そこで米国は次の麻薬王をされているエル・メンチョを逮捕するための特別捜査班が設けられている。  FBI(連邦捜査局)、ICE(移民執行局)、USマーシャル(連邦保安局)そしてメキシコの関係当局との協力のもとに捜査が進められている。一度逮捕寸前までいったことがあるという。  市民からの協力を得るために彼に関わる情報提供者には1000万ドル(10億8000万円)の懸賞金が提供されることになっている。またメキシコ政府も3000万ペソ(1億6000万円)を用意している。(参照:「Milenio」、「UNIVISION」) <文/白石和幸>
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