次に、収益アパートとして7月に1400万円で購入した物件。しかし引き渡しの前に事故物件となってしまった。
死後1か月のシミと異臭を消すのはやはり厳しい
当時は全8戸中、5戸入居していたが、オーナー変更の連絡の際、2階の一室で男性が死亡していることが発覚。死因は突然死と思われた。利回りは5戸入居時の16.8%から13%に下がったが、それでも高利率だ。
ただ原状回復にはかなりの費用がかかるため、解体を検討中。
「10年以上やってますが今回のようなケースは初。いろいろと考えさせられました。本当は逃げ出したいですが大家としては責任を持って対処しなければいけません」。事故物件運用のツラいところだ。
異臭とシミ取れず解体もやむなし
形態:2階建て木造アパート
築年数:40年前後
間取り:全室2DK(8戸)
立地:岡山駅から徒歩12分
購入価格 1400万円
賃料 3万円
利回り率 13%
謎のブルーシートが出現し困惑するも利回りは105%
そして40万円で購入した、フルリフォーム済みの戸建てには、とある“謎”が。物件を紹介してくれた馴染みの不動産会社からは「フォローはできないのでノークレーム、自己責任で買ってください」と釘を刺されたという。
内覧中に突如ブルーシート発見。真相は不明のままだ
その理由を探るべく、YouTube用の動画を撮影しながらチェックすると、隅々までイマドキ風にリフォームされており、値段との不均衡に首を傾げた。そんな中、リフォームされていない一室を発見。異臭が漂い、中央にはブルーシートが敷かれ、めくると黒い謎の液体シミが広がっていた。
「結局、何があったのかは不明のままです。相続物件かつ賃貸だったようですが、売り主もよくわかっていません。田舎にはこのような物件が意外とあるんです」
問題の部屋のみ畳を交換、清掃し現在は貸し出し中。費用もさほどかからず、借り主には喜ばれ、利回りも驚異の105%だとか。苦い経験も多いが、うまくやれば普通の物件以上の儲けが得られる事故物件投資なのである。
何の説明もなくブルーシートと謎の汚液が放置
形態:庭付き戸建て
土地50坪 再建築可能
築年数:45年
間取り:2階建て 各部屋2DK
立地:非公開
購入価格 40万円
賃料 3万5000円
利回り率 105%
【タイマン氏】
サブスクリプション投資家。YouTuber。「
TaimanTV」(登録者数3万4000人)を運営。宅地建物取引士、宅地建物取引業免許保有。岡山県を中心に物件を保有し、総戸数は157戸
<取材・文/週刊SPA!編集部>