「女性が家事をすべき」と考える男女がいまだに1割。その理由とは?
共働き世帯が増えても、女性に家事の負担が偏っている現状
ゼネラルリサーチは10月30日、家事の分担に関する調査の結果を発表した。調査の対象となったのは、20~50代の共働き夫婦1102人。
男女共同参画白書(2018年)によると、共働き世帯の数は、1997年に専業主婦世帯の数を上回り、以降右肩上がりで増加している。2017年には、共働き世帯(1188万世帯)が専業主婦世帯(641万世帯)の倍近くに上っている。
しかし社会生活基本調査(2016年)によると、共働き夫婦が担う家事の平均時間(1日)は、夫が14分、妻が180分だという。共働きの夫婦が増えても、家事の負担は女性に偏っているのが現状だ。
男性の半数近くは家事を3割しか分担していない
担当している家事の割合について、男性では3割しか担当していない人が48.8%に上った。5割の人は21.2%で、7割以上担当している人は13.9%しかいなかった。女性では46.5%と半数近い人が7割の家事を担っていると回答。さらに23.7%の人が9割と答えている。依然として、家事の負担が女性に偏っているのが現状だ。
1
2
ハッシュタグ
