N国市議「居住実態ほぼナシ」判決から2週間。今度はスラップ訴訟か否かを巡って延長戦か
立花代表「スラップ訴訟と言ったほうが注目が集まった」
対する久保田氏は沈黙したままだが、代わって立花代表が9月24日に「控訴します」とツイッター上で報告。27日のN国党首定例会見で記者から質問が飛んだ際には、「控訴することになると思います」と若干トーンダウンしたが、争う姿勢を崩していない。 ただし、定例会見では「居住実態がないと思われても仕方がない」と立花代表が認めている。そのため、延長戦の争点はスラップ訴訟だったか否かに移る見込みだ。 9月27日の定例会見で、記者からの質問を受けて、初めて自らの口で「控訴」を明言した立花代表。だが、居住実態については争わず、スラップ訴訟だったか否かについて争うと言及している。 <スラップ訴訟という言い方についてですね、これは決して、その世の中の人が思っているスラップっていう、相手に対する嫌がらせっていうことだけでは全然なくてですね、これ直ちに思い出せないんですけど……そういう言い方をしたほうが注目が集まるっていうことではあります。決して、経済的負担をかけるために勝てない裁判をしているわけではなくて(中略)要はふざけて勝てない裁判をしたわけではないと反論しています>(9月27日会見より) 居住実態の有無については争わない姿勢だが、今後、久保田氏の当選無効が決定するようなことがあれば、N国をあげて反撃に打って出る可能性もある。9月3日に同様の理由で区選管から当選無効を言い渡された松田美樹区議は、立花代表の“すすめ”で9月24日に都選管に審査申立書を提出。居住実態の有無を巡って最高裁まで争う姿勢を見せているのだ。これに触れた立花代表の動画で彼はこう発言している。 <新宿区民のなかで松田美樹に投票してくれた人たちが、法律によって憲法の権利を奪われているから、だから戦わないといけない>(9月24日配信動画より) 新宿区民の選挙権を否定する選管の判断こそがおかしいと訴えたのだ。そのうえで、<最高裁で負けたらそれで終わりなんですけど、それで終わりかって言ったらそれもそうじゃなくて、そうだったら公職選挙法を変えようっていうことが我々国会議員に求められている>と主張している。 <取材・文・撮影/池垣 完>控訴します。以上です。
— 国会議員YouTuber立花孝志 NHKから国民を守る党【党首】 (@tachibanat) September 24, 2019
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