なぜ「メキシコペソ」を扱うFX会社が増えているのか? そのうまみとは

 ’18年のトルコリラの大暴落で、苦い思いをした人も多い新興国通貨だが、その陰で莫大な利益を上げていた人物も……。そこで今回は、高金利で人気の新興国通貨に投資して人生の一発逆転を狙う術を大研究! その方法を紹介する。

メキシコは世界最大の銀の生産国として知られる。人気観光地の「タスコ」は銀の発掘で栄え、世界遺産の街として登録されている

メキシコペソ・過去最安値水準でレンジ相場を形成中

 先進国のような安定性を誇る高金利通貨として、近年、経済成長が目覚ましいメキシコのペソの人気が高まっており、取り扱うFX会社も増えている。  マネースクエアの八代和也氏は、メキシコ最大の特徴として「世界一の経済大国である米国に隣接していること」を挙げる。 「’94年のNAFTA(北米自由貿易協定)発効以降、米国との経済関係が強まり、メキシコの輸出全体の約8割が米国向け、輸入の5割近くが米国からという状況で(いずれも金額ベース)、輸出入ともにメキシコの最大の貿易相手国が米国となっています。それだけ対米依存度が高いメキシコ経済は米国経済の影響を受けやすい。メキシコペソの為替変動も、両国の関係、影響を与えやすい特徴があります」

メキシコの政策金利と為替変動
物価上昇率を抑制しようと政策金利は右肩上がりを続け、一時は8.25%に(現在8%)。メキシコペソ/円は’16年に過去最安値の1ペソ=4.8円台を記録。安値圏だが、その後は底堅く推移し現在は5.5円台

強みはモノとヒト、2つの「資源」

 そんなメキシコの名目GDPは1兆1990億ドル(’18年、IMF)で、日本円にしておよそ132兆円だ。世界で見ても、名目GDPで世界9位のブラジルに続き、メキシコは世界15位と中南米でブラジルに次ぐ経済規模を持つ。これだけの経済力を生み出している背景には、鉱物資源が豊富な「資源国」であること、「若い人口が多いこと」などが考えられる。 「メキシコは銀などの鉱産資源が豊富で、メキシコ湾岸では石油や天然ガスが産出されるため、メキシコペソは『資源国通貨』の一面も持っています。また、人口は1・2億人を超え、国民の平均年齢は28歳と“若い国”です。それだけ消費国としての将来性が期待されています。近年ではGDP成長率は年2~3%台で推移しています」
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懸念材料も踏まえて、最善の戦略は?
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