もう一つの参考資料 ~ 甲斐倫明教授の講演資料と講演記録
8月3~4日、福島県いわき市で「福島ダイアログ」が開かれた。「福島ダイアログ」というのは、福島県民や、ICRP委員を含む学者らなどが集まり、様々な課題について対話を試みる、一種の「対話集会」である(参考:
NPO法人 福島ダイアログ )。
この対話集会に今回、甲斐倫明教授が参加し、ICRP勧告の更新の件について講演を行った。その時の講演資料と講演記録(YouTube動画)は全て日本語で作られており、さらに、「福島ダイアログ」のページで公表され、誰にでも見ることができるようにされている(
2019年8月3〜4日 福島ダイアログ 記録)。
甲斐倫明教授によるこれらの資料も、パブコメに向けたコメント作成にきっと役立つだろう。
なお、9月2日にはNPO法人「市民科学研究室」の企画で、甲斐倫明教授による学習会が開かれるそうである。学習会のテーマはもちろん、ICRP勧告の更新とパブコメである。開催場所は東京都文京区のアカデミー向丘 学習室となっている。この会の詳細については市民科学研究室のページを参考にされたい(
意見募集中のICRP勧告改訂ドラフト「大規模原子力事故における人と環境の放射線防護」 ICRP委員を迎えての学習会)。
最近、パブコメの締め切りについても新しい情報が加わった。公式な締め切りは今でも9月20日となっているが、ICRPは日本からの日本語でのコメントを「10月25日」まで受け付けるそうである。これは日本の原子力市民委員会からの要望にICRPが応える形で示されたものである。9月20日を過ぎてからのコメントの送り先等については、原子力市民委員会が公開した「
ICRPからの回答」を参考にされたい。
ICRPからの計らいにより日本語でのコメント投稿が可能になり、完全ではないものの、日本語の資料も複数できた。さあ、そろそろコメントを書き始めよう。