“守備”でスワップを“攻撃”で値幅を狙う可変型スワップ投資法
「3万通貨持つとしたら2万通貨はレバ1.5~2倍となるよう必要資金を計算し、基本放ったらかし。残った資金はレバ5倍を上限に短期のアグレッシブ・ポジションにする。このポジションはレバ2~5倍で枚数を調整し、『直近安値で買い、直近高値で利益確定』といったように短期での値幅取りを狙っています」
ポジションごとにレバ管理すべし!
スワップに加え、売買差益も狙えるのが、可変型スワップ投資法なのだ。
「攻めのポジションが負けても、ポジション量は『ディフェンシブ∨アグレッシブ』なのでスワップが保険となってくれます。大きく動きそうなときはポジション数を再計算して攻めを強化したり、底値付近で買えればアグレッシブをディフェンシブ・ポジションへと役割変更させることもある」
スワップ目当ての買いポジを維持し、短期で売りといった戦略も可能だ。
「あとは通貨の分散ですね。効率重視なら政策金利24%のトルコリラだけでもいいのですが、僕はリスク分散のためにメキシコペソも買っています。下落が続いているトルコリラと違い、メキシコペソは基本的にレンジで動いていて、値動きが軽い。短期の為替差益が狙いやすい点が魅力なんです」
少々難解なレバ管理にはエクセルを利用。口座全体の純資産と照らし合わせながらポジション量を調整するとか。そんなアール氏が初心者向けに用意してくれたのが、以下のポートフォリオ。
Я氏が読者向けに考案してくれた資金30万円でのモデルプラン。トルコリラとメキシコペソをスワップ狙いでレバ2倍に抑えて買い。残りの資金はアグレッシブ・ポジションとして短期で運用する
「上級者はスワップをもらいつつも、上がったら一部を利益確定して、下がったら再び買ってと感覚的に取引しています。初心者には真似しづらいですが、ポジションを分解して考えれば、やりやすくなる。それが可変型スワップ投資法のメリットなんです」
単純なスワップ狙いなら「レバ1.5倍完全放置」、よりアグレッシブに利益を追求するなら可変型を試したい。
<Я氏の円キャリー3か条>
1 絶対不敗を目指すならレバレッジは1.5倍まで
2 ポジションごとの資金管理で長期と短期のトレードを分別
3 短期ポジションは直近の高値・安値をメドにトレード
【Я(アール)氏】
サラリーマン投資家、会社員。10年以上、辛酸をなめ続けた末に開眼した可変型スワップ投資法で1日1万円以上のスワップを獲得する。ブログ「
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