テレワーク利用、週「0日」が大半 普及のために必要なこととは

テレワークに期待する効果、「移動のムダを削減」「プライベートの時間が増える」

 そのうえ、制度があったとしても、必ずしも利用できるわけではない。勤務先に部分的にでもテレワークが導入されている136人に、普段週に何日テレワークを実施しているか聞いたところ、「0日」が105人と大半を占めた。ほとんどの人が普段は利用していないことがわかった。  しかしテレワークを実施すれば様々な効果が期待できる。回答者全員に複数回答で聞いたところ、「移動のムダが削減できる」が259人に上った。通勤時間は人によってバラつきがあるが、片道1時間近くを費やしている人も珍しくない。自宅で働けるようになれば、この時間を有意義に使うことができるだろう。  また、「プライベートの時間が増える」(218人)、「家族との時間が増える」(160人)、「労働時間の削減につながる」(160人)と答えた人も多かった。  ただし、テレワークで「オンとオフの切り替えができない」(203人)、「業務に必要なコミュニケーションがとれなくなる」(145人)と心配する人も多い。「仕事に対する評価が成果だけになりそう」(92人)という声もあった。仕事の中には、目に見える成果に直接結びつかないものもある。自宅で作業をしているとそうした“頑張り”を評価してもらえなくなると不安を感じている人もいるようだ。

「利用しやすい雰囲気」を作ることが重要

 テレワークという働き方をするうえで、会社に整えてほしいことを複数回答で聞いたところ、「利用しやすい雰囲気」が201人、「利用するためのIT環境の整備」が173人だった。「上司の理解」(138人)という人も多い。  テレワークに限らず、制度が導入されても、利用できなければ意味がない。社内で利用しやすい雰囲気を作るだけでなく、社用のノートPCを貸し出すといった工夫が必要になりそうだ。
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