夏フェス目前! 環境問題やジェンダー平等に配慮したフェスの最新トレンドとは

アートフェスと音楽フェスに共通するジェンダー問題

津田大介さん(左)と津田昌太朗さん(右)

 音楽フェスとアートフェスどちらも、第一戦で活躍するアーティストや作家、今売り出し中の若手などを中心にブッキングしていくのが一般的だ。このブッキングに関して最近、アーティストや作家のジェンダー不平等問題が取り沙汰されているという。  ジャーナリストの津田大介氏は、「美術業界の問題は、選出する側の人間がほとんど男性しかいない。そのためアーティストの男女比に差が出る。日本ではこれまでジェンダーの不平等についてあまり議論がなされていないが、世界では音楽フェスに出演するアーティストのジェンダーバランスを2020年までに均等にするという国際的な動きが見られる」と説明。  あいちトリエンナーレではアーティストの男女比率を均等にし、ジェンダーによる不平等をなくすように取り組んでいると力説した。  また、音楽好きの人がアートフェスにも興味を持ってもらえるよう、ミュージシャンのサカナクションやタブラ奏者のU-zhaanらをブッキングし、音楽フェスの要素も取り入れるという。 「グラストンベリーやソナー、コーチェラなど海外の音楽フェスはMusic&Artsフェスティバルと呼んでいる。つまり、音楽とアートは一体という考えで行われている。パフォーミングアーツの1つの要素に音楽が含まれるという解釈のもと、あいちトリエンナーレでしか見れない音楽ライブを見てほしい」と津田大介氏。まさに音楽フェスとアートフェスの境界線をなくす試みに取り組んでいる様子が伺える。  フェスに参加することで非日常感を味わえ、普段感じ得ない高揚感や思わぬ発見がある。フェスカルチャーを十分に堪能し、新たな出会いや気づきを得に、会場へ足を運んで見てはいかがだろうか。 <取材・文/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている。
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