話にキレがある人は何が違う? 秘訣は会話の冒頭にあった

スキルをパーツにわけて実践

 BIGPRは基本的に、それぞれの要素を1フレーズずつ、計5つのフレーズで語ることがよい。ビデオで自撮りしながら、次に実施する予定の対話や会議でのBIGPRを実施してみて、それが30秒を超過してしまうようだったら、BIGPRのBとI、GとPをひとつのフレーズでつなげて話すということを試してみるのがお勧めだ。  本連載で紹介しているスキルは、これまでの演習参加者が発揮してくれたスキルのうち、相手を巻き込むことに効果があったスキルをパーツ分解し、コアスキルのレベルにして、それらのコアスキルを連続させたり、組み合わせたりして、スキルを現実に発揮しやすいように構成したものだ。  スキルをパーツ分解するとスキルを身につけやすいし、状況に応じて単体で繰り出したり、連続させたり、一体のものとして発揮しやすくなるので、効果をもたらしやすいのだ。

それぞれの要素を繋げて簡潔に話す

 質問:簡潔にBIGPRを伝えるコツはなんですか?  会話の冒頭で、BIGPRを簡潔に伝えることの重要性はわかりましたが、実施してみるとBIGPR自体の話が長くなってしまいます。その場合、BIGPRをしている間に、相手の集中度や関心度が低下していくように思えてなりません。簡潔に伝えるコツはありますか?  回答:BとI、GとPを一文で伝える  BIGPRのB(背景)とI(自己紹介)、G(目的)とP(所要時間)を続けて話すようにすると簡潔になります。たとえば…… 「先日お伺いした(背景)、山口博です(自己紹介)」 「本日は、先日のミーティングで出た質問に回答したく(目的)、30分お時間をいただけますでしょうか(所要時間)」  というように、伝えます。 「○○の背景でミーティングを持った(背景)、△△です(自己紹介)」 「□□のために(目的)、◇◇分お時間をいただけますでしょうか(所要時間)」  といったフレーズを覚えておくとよいでしょう。  時間の経過とともに、相手の集中度や関心度は低下してしまうのが普通です。だとすれば、最初の段階で相手の集中度や関心度を高くしておいて面談をスタートすることが得策です。  そのためには、BIGPRを30秒程度の短い時間で簡潔に行うことが必要です。BIGPR自体が長くなればなるほど、その間に相手の集中度や関心度は低下してしまうからです。 【山口博[連載コラム・分解スキル・反復演習が人生を変える]第144回】
(やまぐち・ひろし) モチベーションファクター株式会社代表取締役。国内外企業の人材開発・人事部長歴任後、PwC/KPMGコンサルティング各ディレクターを経て、現職。近著に『チームを動かすファシリテーションのドリル』(扶桑社新書)、『クライアントを惹き付けるモチベーションファクター・トレーニング』(きんざい)、『99%の人が気づいていないビジネス力アップの基本100』(講談社+α新書)、『ビジネススキル急上昇日めくりドリル』(扶桑社)がある
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