夏休み目前!子連れでの飛行機移動をサポートする“意外と知られていない”サービス

飛行機での子連れ旅行、親の6割超が「不安を感じた」

 オンライン旅行エージェントのエアトリは7月3日、「子連れ旅行」に関する調査結果を発表した。調査対象となった20代~70代の男女748人のうち、子どもがいる人に「旅行をためらった経験があるか 」を聞くと、約半数の47.1%が「ある」と回答。また、「子連れのため、旅行中に不快な思いをしたことがある」と答えた人は、23.5%だった。  さらに、子連れ旅行をためらった経験を持つ人に対し、「どのようなシーンで不安を感じたか」を質問した。1位は「飛行機移動」(65.3%)で、2位の「電車移動」(28.2%)、3位の「現地レストラン」(23.5%)を大きく引き離した。飛行機は密室空間に加え、乗り降りの手続きが電車に比べて楽ではない。一度乗ると簡単には降りられず、その場でどうにかしければならないため、親が感じるプレッシャーは強い。  エアトリのリリースでは、「飛行機で耳抜きできずに泣き叫ぶ子に(編集部注:周りの乗客から)舌打ちされたり、ひどい言葉を掛けられた」(40代・女性)、「飛行機の中で機嫌が悪くて隣の人を子供が蹴ってしまい、大変だった」(50代・男性)などの「飛行機で困った体験」が寄せられている。

知られていないサービス、1位は?

 このように身構えてしまいがちな飛行機移動だが、実は航空会社は子連れ客のフライトをサポートするさまざまなサービスを提供している。しかし、それらはあまり知られていないケースが多い。  エアトリが調べたところ、最も知られていないサービスは「授乳カーテンがついた座席の用意」(79.3%)だった。授乳ケープは役に立つが、知らない人と比較的密着した機内の授乳には抵抗がある。カーテンがあれば即席の個室をつくりだせるので、乳幼児を連れた女性にとってはプライバシーが守られるので嬉しい。  2位には、「座席指定時の幼児マーク表示」(73.8%)が続いた。ネットで座席を予約する際に座席表示に幼児マークをつけることで、子連れ客が座ることを知らせる、というものだ。周りの乗客は「近くに子どもがいる」ことを承知して座っているため、親としては「迷惑をかけるのでは」との不安が和らぐ。  3位は「ミルク作りの手伝い」(73.1%)だった。親に代わり、客室乗務員が粉ミルクを作ってくれるサービスだ。子どもを抱えながら粉ミルクを用意するのは負担だ。親としては心強い。  ほかにも、「チャイルドシート持ち込みの受け入れ」(71.5%)、「荷物の預け入れやチェックインをサポートするカウンターの設置」(70.6%)なども挙がっている。  子連れ客には嬉しいサービスばかりなので、知っていれば空の旅の快適度が一気に上がる。利用する航空会社で「赤ちゃん連れ」「小さなお子様連れ」などと検索すると、どのようなサービスを提供しているかわかるので、ぜひチェックしたい。
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機内で泣き止まない息子にあたふた
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