マクロ経済スライドと9回も連呼した安倍総理。蓮舫議員による6・10年金質疑を信号無視話法分析

ざわついてきたら、厚顔無恥話法

 答弁開始から2分以上が経過してもマクロ経済スライドの説明を続け、「こっからが大切なんですよ」と質問と関係ない話をまだ喋る様子の安倍総理。委員会室はざわつき始め、さすがに石井みどり委員長も注意する。  これ以降、安倍総理は厚顔無恥話法と論点すり替え(マクロ経済スライドの説明)を交互に繰り返すのみのため、解説は最小限にとどめながら、やりとりを書き起こしていく。 いつ年金は公助から自助に転換したのか2石井委員長:答弁は簡潔に願います。 安倍総理:これですね。年金についてはちゃんと説明しなければ、不安を煽るだ、だけの結果になってるんですよ。これって、説明させないっていう態度は、おかしいと思いますよ✳︎約20秒中断 100年安心がね、100年安心が、ではないということを仰ったわけでありますから、政府としては、大切な点でありますから✳︎約30秒中断 いや、今、い、い、委員長から、委員長から、皆さんね、年金っていうのは制度の説明ですから少しは時間がかかるんですよ。スローガンを言い合うことではないんですよ。で、100年、100年安心ではないという非常に重要な点を指摘されましたから、それに対して反論するのはですね、不安を煽らないためにも、これ大切ではないでしょうかで、そこでですね、簡単にお答えを致します。簡単に致します。アベノミクスのですね、進展によってですね、もはやデフレではないという状況が出てきたことを反映してですね、本年度の年金は0.1%の増額改定となりました。で、これはですね、これは、未調整だった分も含めて、将来世代のためのマクロ経済スライド調整を行なった上でなお、現在の支給額がプラスの改定になったものであり、(赤信号)  1~3段落目は厚顔無恥話法(ご飯論法同様、上西充子教授が考案)の一種と考えられる。この厚顔無恥話法は自分に非があるのに相手に責任転嫁するような発言を行い、そこだけ切り取った映像がテレビで流されることで相手の印象を悪くする。言ったもの勝ちの印象操作である。

さらに質問に答えぬ赤信号話法を畳み掛ける安倍総理

いつ年金は公助から自助に転換したのか3 4段落目は論点すり替え(マクロ経済スライドの説明)一辺倒になる。 安倍総理:これですね、皆さんにとって、都合が悪い説明だと遮るんですか? 皆さんにとって、都合の悪い説明だと遮るの? で、これはですね、いいですか? いいですか? で、私が答えますから、い、いいですか?赤信号&厚顔無恥話法  これは、これまで未調整だった分も含めて、ま、将来世代のためのマクロ経済スライド調整を行なった上でなお、現在の受給額がプラスの改定になったものでありまして、現在の受給者、将来世代の相互にとってプラスとなるものであります。 →赤信号=論点すり替え(マクロ経済スライドの説明) で、今、正確に制度についてですね、説明させて頂いているんですが、「とめろよ!」とかですね、「やめろよ!」とか、大きな声を出すのはね、皆さん、やめましょうよ。で、なお、デフレが、で、なおですね、 →赤信号&厚顔無恥話法 石井委員長:ご答弁は簡潔にお願いします 安倍総理:いや、すいません、委員長ですね、委員長ですね、ああいう大きな声を出されていると・・。いや、わ、私がですね、答弁し始めて、10秒くらい経った段階でそうやって大きな声を出されたら、説明できないじゃないですか。これ、皆さんにとって、都合が悪い答弁だからですか?じゃあ、い、よろしいですか? 赤信号&厚顔無恥話法 いや、つまりですね、マクロ経済スライドによって、マクロ経済スライドによって、100年安心という、まあ、そういう年金制度が出来たということなんです。それ、給付、いいですか、これ、給付と負担のバランスですから。それを調整するものができた。そうして、今年度においてはプラス改正ができた。かつマクロ経済スライドも発動された。マツドウさ、マクロ経済スライドが発動されたということが大きなポイントであるということがこれ、多くの方がご理解頂いてないんで申し上げさせて頂きたい。こう考えております。 →赤信号=論点すり替え(マクロ経済スライドの説明) 蓮舫議員:総理の説明がいかに言い訳じみているのか、よくわかりました。
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まさしく「言い訳」だった安倍答弁
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