話していて「イラつく」人の特徴。相手を安心させる話し方

 人の輪の中心にいることが多い人と孤立してしまう人、相手から話しかけられる人が多い人とそうでない人、いったい何が違うのか? 筆者はそれらの人の言動を分解して調べたことがある。

話の飛躍や言葉足らずが相手を苛立たせる

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 その結果、とかく、流ちょうに話ができるかどうかが関係していると思われがちだが、実はそのことは関係がないことがわかった。むしろ関係しているのは、話が飛躍していない、言葉足らずではないということだ。  たとえば、ビジネスシーンでは、次のような会話がよく行われる。 【パターンA】 課長:「依頼した書類は作成できていますか?」 部下:「机の上に置いてあります」  いったいこの会話のどこが問題なのかと思う人も多いに違いない。しかし、もうひとつの会話と比べてみると、気がつくことがあるかもしれない。 【パターンB】 課長:「依頼した書類はできていますか?」 部下:「はい、できています。ご不在だったので、机の上に置かせていただきました」  パターンBは、課長の質問に対して、「はい、できています」とそのまま、ストレートに返答している。ところが、パターンAでは、課長の「作成できていますか?」という質問に対する返答を省略しているのだ。

「言葉足らず」が続くと悪印象に

 パターンAの返答を受けた課長に印象を聞いてみると、自分の質問に答えてくれていないので、違和感を覚えたり、ストレスを感じたという。  話が飛躍している例だ。それが積み重なってくると、無意識のうちに、話しかける頻度が低下したり、近寄りたくなくなるという感情が湧き上がってくる  加えて、パターンAでは、「机の上に置いてあります」とだけ返答しているが、パターンBでは、「(課長が)ご不在だったので」という理由を先に伝えている。 「机の上に置いてあります」とだけ返答された課長は、「なんで置いたのだろう」「言ってくれればよいのに」という気持ちが湧き上がり、心が泡立つ。言葉足らずの例だ。それが繰り返されると、あまり対話したくない、近づきたくないという意識になってしまう。
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