気づけば嫌いな同僚に染まっていた!?恐るべき「カメレオン効果」の影響

山本マサヤ
 あなたの職場やプライベートでの人間関係には、尊敬する人やライバルがちゃんといるだろうか? もし、あなたが我慢して自分が嫌いなタイプ人間と同じ職場にいるならば、既にあなたも無意識のうちに、同じような人間になっている可能性がある。

ビジネスにも共通する「茹でガエルの法則」

photo via Pexels

「茹でガエルの法則」はきっとご存知だろう。冷水が入った鍋にカエルを入れて、火をつけてどんどん水の温度を上げていく。最初、カエルは心地よい温度で水につかっているが、気が付いた時には熱湯に変わっており、逃げれないまま死んでしまう。最初から熱ければ、危険を感じて逃げることができたが、じわじわ変化したことで、その変化に気づかず死んでしまうというものだ。  これは、ビジネスの現場でも例え話としてよく使われる法則だ。大企業がひとつの商品で成功すると、その商品による収益に依存してしまう。その後、市場の変化がじわじわ起きてもそれに気づかず、商品が売れなくなり、その商品による収益に依存していた会社の業績が悪化して、経営が難しくなる。日本の大企業が、リストラや倒産の危機に追いやられたのも、過去の成功にあぐらをかいて、世の中の変化に気づけなかったことにある。  そのため、さまざまな企業は外部のコンサルタントや有識者による第三者視点を取り入れて、市場の変化にアンテナを立てている。

環境だけでなく自分の変化にも注意

 話を鍋の中のカエルに戻そう。ここからは、この法則に関する私の持論も含めて説明する。鍋の中のカエルは、2段階にわけて危険信号があったはずだ。ひとつ目は水の温度(環境)の変化、2つ目は自分の体温の変化である。一般的には、環境の変化について書かれた教訓ではあるが、筆者の持論では、この教訓は、以下の2つを表している。 ①環境の変化に敏感になる必要がある ②自分の変化に敏感になる必要がある  ①は一般的に言われていることだが、②は筆者の持論だ。  人は、自分のおかれた環境に本能的に適応する(染まる)ようになっている。鍋の中のカエルは、水温の上昇と共に、体温が上がっていき、最後は限界を突破したために、死んでしまった。水温の変化を肌で感じると同時に、肉体的変化を感じるはずだ。環境に適用しようと体が反応をするからだ。  もし、あなたが嫌な人間と仕事をしているならば、同じことが言える。あなたが自分の嫌いなタイプの人間と同じ職場環境にいるだけでも、無意識に嫌な人に染まっていくからだ。変化は自分でも気づかないほど小さく、でも着実に起こる。
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「出会う人」は自分をも変える!
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