相も変わらず「忖度」できる大人が栄耀栄華を極める日本社会

菅野完

「忖度できる大人」が栄耀栄華を極める現代社会

「大人」といえば、総理の地元である下関と麻生財務大臣の地元である北九州を結ぶ高速道路の計画を「物わかり」よくすぐ「忖度」し、前に進めるよう指示を出したと嘯うそぶく国交副大臣もいた。  この発言が問題になった当初、安倍首相は、この副大臣を辞職の必要はないと庇った。これも「大人」の対応なのだろう。しかし統一地方選挙が近づき、自民党のイメージダウンにつながるとの声が与党内からも上がると、塚田一郎国土交通副大臣は辞表を提出し辞職した。この辞職もまた、空気を読んだ忖度の果ての辞職に違いない。  近頃はこの種の「大人」が栄耀栄華(えいようえいが)を極めるのだという。  新元号は「忖度」――。そっちの2文字の方が、「立派な大人」の皆さまには、よほど似つかわしい。 <取材・文/菅野完> すがのたもつ●本サイトの連載、「草の根保守の蠢動」をまとめた新書『日本会議の研究』(扶桑社新書)は第一回大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞読者賞に選ばれるなど世間を揺るがせた。現在、週刊SPA!にて巻頭コラム「なんでこんなにアホなのか?」好評連載中。また、メルマガ「菅野完リポート」や月刊誌「ゲゼルシャフト」(sugano.shop)も注目されている
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