マイナー通貨で年利40%! どの通貨ペアでどう投資しているのか?

ポーランドズロチとオセアニア通貨の組み合わせが最強!?

「私の場合は40Pips下がるたびに買いが入り、40Pipsの利幅が取れた段階で利益確定する設定です。ただ、豪ドル/NZドルはレンジの下限に接近しており、パリティ(1豪ドル=1NZドル)を割り込む可能性もある。これから始めるなら豪ドル/NZドルが0.9に到達するぐらいまで耐えられる設定にするほうがいいと思います。 また、注文値幅は80Pipsのほうがいいかもしれない。過去5年間の豪ドル/NZドルの1時間足のデータを基に、ループイフダンのバックテスト(検証)をすると、40Pipsのほうが確定利益は多いのですが、ポジション量が増える分、必要証拠金も増え、含み損も増えやすい。トータルで見ると、80Pipsのほうが安定的に高利回りを実現できることがわかりました。 少額資金で運用する私の40Pips値幅の“ハイリスク版”リピートイフダンの年利回りは40%を超えていますが、これから始めるに人にはリスクを抑えた設定をお勧めします」

「ループイフダン」は注文と利確の値幅を設定するだけで、売買を繰り返してくれるもの。最もポピュラーな自動売買システムの1つ

 そう言いながらYuki氏が教えてくれたのが、「50万円でズロチ&オセアニア通貨投資」プランだ。

【50万円でPズロチ&オセアニア通貨投資!】

①〈元手25万円でPズロチ&ユーロのスワップ鞘取り〉 ・ポーランドズロチ/円 4万通貨買い(1Pズロチ≒30円)  取引金額:約120万円 一日あたりのスワップ:+15円×4 ・ユーロ/円 1万通貨売り(1ユーロ≒125円)  取引金額:約125万円 一日あたりのスワップ:+2~3円 ※スワップはFXプライムbyGMOを参照 →リターンは一日当たりのスワップ62~63円=年間2万2630円以上  ⇒スワップだけで年利9%以上 ②〈元手20万円で豪ドル/NZドルの自動ループ取引〉 設定:ループイフダン 80Pips刻みで豪ドル/NZドル買い  取引数量2(2000通貨単位)/最大ポジション数14本  80Pips刻みで2000通貨単位の買い(B=Buy)注文を入れ、80Pips上昇したら利確する。1120Pips(14本×80Pips)以上。下げた場合は新規注文を停止 →リターンは年間確定利益6万1094円 ※Yuki氏が実施した過去5年のバックテスト結果より ★想定利回り 利回り=(①+②)÷50万円(元手:25万円+25万円)×100=16.74%  ECBの利上げや豪ドル/NZドルのパリティ割れが現実になれば損失が膨らむ可能性もあるが、想定利回りは16%超。低リスクのほったらかし投資を実践したいという人はぜひお試しを! 【Yuki氏】 「為替研究所」管理人、投資歴10年超の兼業投資家。スウィングトレードの傍ら、低リスクのスワップ投資も実践。ブログ(https://kawase-fx-lab.com/)で手法を公開中 取材・文/池垣 完 図版/ミューズグラフィック
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