乾式貯蔵技術を米国とはまったくの別物に変えたヒノマル原発産業の宿痾
Maine Yankee廃炉広報資料(新版)より(*8)
写真上は、ISFSIのコンクリート基板に設置中のドライキャスク。
左中図は、保管用ドライキャスク。中性子遮へいは28インチ(71cm)のコンクリートが担い、γ線遮蔽は6.4cmの炭素鋼とコンクリートが担う。キャスク外径は、3.4mで、高さ5.5m、質量150tで構造は単純である。近年では外径3.6m、コンクリートが76~80cmの厚さ、質量が180tと大型化している。
左下図は、将来の輸送用キャスク。外径2m、長さ5.3mの金属製で、中性子遮へいは樹脂が担うと予想される。故に寿命は短い。
写真右下は、Maine Yankee ISFSI全部で64基のキャスクがある。内60基がSFで、4基が解体廃炉によって生じたGTCC LLW(L1廃棄物)