最後はライト。ヘッドライトやハンディライトはアウトドア遊びや野外フェスの必需品ですが、紹介するのはウェアラブルライトという、身につけられるライトです。
主に自転車用のライトを手掛けるブランドに、オーストラリアの「
ノグ」というものがあります。その「プラス フロント」「プラス リア」(単品2250円、セット4150円)は、自転車に固定するストラップ式マウントから、ライト本体を磁石で着脱できるライトです。
マウントから外したライト本体にはクリップがついていて、シャツの襟やポケット、ソックス、バックパックやウエストバッグのベルトなどに固定できるウェアラブルタイプ。自転車ライトとしてはもちろん、夜間のランニングや散歩、キャンプなどでも使用でき、リアの赤いライトは車のドライバーや自転車のライダーに、自分の存在を知らせることで安全性を向上させられます。
最近は危険な運転をするドライバーやライダーも多いので、夜間の街歩きの際にもこのライトを装着して、存在を知らせるのもありかもしれません。実際、筆者は夜間暗い土手でのランニング中、自転車に追突されそうになったことが何度かあり、危険回避のためにライトを装備して走るようになってからは、そんなこともなくなりました。このノグのプラスなら、両手をフリーにでき、ヘッドライトのような煩わしさもなく、よりランニングに集中して楽しめます。
充電はUSB式で、PCからやスマホの充電に使うモバイルバッテリーからも充電可能。フロントが40ルーメン、リアが20ルーメンと十分な明るさです。重さはわずか12gで、手軽に携帯できます。
フラッシュモードなど明かりのタイプは5種類、点灯時間は最短2時間、エコフラッシュモードで20時間。常時点灯時間は少し短いですが、自分の存在を知らせることをメインにしてフラッシュモードで使用すれば、問題ないでしょう。
ニット地アウトドアシューズ、サコッシュ、そしてウェアラブルライト。本気すぎないデザインだけれども、きちんと機能的なこれらのアイテムが、この春のタウンライフ、アウトドアでの過ごし方を変えてくれるはずです。
<取材・文/PONCHO>