ミートボールの石井食品で「大人の社会科見学」。元は電気ドリルの会社で現在はIT化に注力していた

柳井政和
石井食品工業

千葉県八千代市の石井食品八千代工場

大人の社会科見学をやってみよう!

 私事ではあるが、筆者は「大人の社会科見学」を10年以上続けている。年に数回実施しているのだが、きっかけはビール工場の見学だった。行きつけの居酒屋でマスターが「工場のビールは、作り立てで美味い」と話したのだ。お酒好きの人間としては気になる。そこで、友人を誘って見学に行くことにした。  目的地はアサヒビールの神奈川工場。神奈川県南足柄市怒田にある。都心から非常に離れた場所である。そこで飲んだビールが、とてもクリーミーで美味しかった。そのときの友人と関東中のビール工場を制覇しようと決めた。そうして私は大人の社会科見学を始めた。  その後、ビール工場に限らず、様々な場所に行った。警視庁や防衛省といった官公庁。首都圏外郭放水路や日本銀行、造幣局といった施設。全日空の機体工場や、スバルの工場なども訪れた。  今回は、そうした訪問の中から、最近のものについて記事を書こうと思う。

創業時は電気ドリルを作っていたミートボールの石井食品

 2018年2月7日に、石井食品株式会社の八千代工場に友人と行った。千葉県の八千代市にあり、筆者が住む横浜からだと片道2時間弱の電車移動である。徒歩も含めると片道2時間、往復4時間の遠征だ。  石井食品は「おべんとクン ミートボール」で有名な会社だ。全国区でテレビCMを打っていたので、CMのフレーズを覚えている人もいるだろう。食品会社であるのだが、1945年の創業時は電気ドリルの会社だった。翌年から佃煮を作り始めて、そこから食品会社として成長を始める。  創業17年の1962年12月に東京証券取引所第二部に上場。先述のチルドタイプのミートボールの販売を開始したのが1974年。最初は中華風の味付けで人気が出なかった。しかし、子供向けの弁当需要があることに気付き、1979年にサイズを小さくして甘い味付けのトマト味にすることでヒット商品になる。工場の見学は、そのミートボールの生産ラインを見るものだった。
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大人になってからだと工場見学でわかることも多い!
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