取引所コインブーム、再び?仮想通貨マニアが推す「ネクストブレイク草コイン」~502大佐のコインハンター~

これからが期待できる草コインは?

 ここまで述べたように、今年は大きな動きがある可能性があることから、今のうちに「時価総額が少ない草コイン」に注目しておけば、面白いと考えています。ここでは、私が今注目している草コインをご紹介したいと思います。  今回は取引所トークンと言われる取引所が独自で発行しているコインに注目してみました。取引所トークンを使用して取引を行えば取引手数料などが安くなり、需要で買われるトークンと言えます。  そして、取引所トークンは上記で説明した「連想上げ」がされやすいことから、様々な取引所トークンが一緒に盛り上がってくる可能性があります。また、バブルや相場全体に上昇の兆しがあると真っ先に上がりやすいという特徴もあります。  ひとつはバイナンスコイン(BNB)。
BNB

大手取引所・バイナンスが発行するトークン。保有者がバイナンスを利用すると、本来かかる取引手数料が最大半額に割り引かれることから、トレーダーに「実際に買われる」側面が強い

 世界最大のアルトコイン取引所であるバイナンスが発行している本命の取引所コインです。昨年の12月初旬を底値に、現在も順調に上昇中。弱気相場でも他にない強さを見せています(底値から約140%up)。  バイナンスCEOの「通称CZ」のポジティブな発言も多く多くのファンを持ち、取引所トークンのキングと言っても過言ではないでしょう。  バイナンスではアルトコインとBNBペアがあり、取引手数料が安くなることから人気であり、コアなファンも多くいる通貨です。将来性もあり、安定的な強さも感じれる取引所トークンで期待が持てます。 ふたつめはビトートークン(BITO)。台湾で圧倒的な人気を誇る新進気鋭の取引所であるBitoProから出ているトークンです。
BitoPro

台湾の大手取引所が発行するトークン。今から先回りして保有するのも面白そうだ

台湾ナンバー1の仮想通貨取引所になります。イメージとしては日本でいうビットフライヤーという感じでしょうか? 先日、約80%の上昇を見せましたが、まだまだ伸びしろはあると思います。  現在は取引所としての出来高は決して多くはないですが、台湾は投資に多くの国民が前向きで、ゴールデンタイムに株のチャーティングを放送する国なのです。通貨に投資するというより、「台湾へ投資する」という認識で考えれば面白いと考えています。次の仮想通貨バブルに備え、今注目している「穴」枠と考えています。  そして最後に、BXAです。こちらは現在まだ取引所トークンではありませんが、今後韓国の大型取引所ビッサム(Bithumb)の取引所トークンになりうる可能性を秘めたトークンです。ビッサムといえば、ビットコインFXの覇者・BITMEXや、上記のバイナンスよりも日によっては取引高が多いこともよくあります。
BXA

投機熱の高い韓国を牽引する取引所・ビッサムとかかわりが深いトークン。ビッサムのグローバル展開と同時に取引所トークンになれば、かなりの上昇が見込めそうだ

 そんなビッサムは、色んなアルトコインが過熱し、出来高も異常にあがる取引所としても有名です。韓国は美容整形大国ですが、その中でもかなり有名な美容整形外科医のキム・ビョンガン氏という方がいて、この方はBXAの取締役であり、ビッサムの最大株主でもある方なんです。この方が現在BXAのプロモーションを展開をしています。  ビッサムは先日グローバル展開を発表しました。各国に対応した取引所が開かれたとき、BXAはビッサムの取引所で上場する可能性がかなり高いと思っています。少し変わったマーケティング展開ですが、何といってもビッサムの大株主。BXAが取引所トークンとして活用され、ビッサムにも今後上場されるという展開が予想されます。個人的見解ですが「ポストBNB枠」という感じで、今のうちから狙うとチャンスがあると考えている通貨です。  * * *  駆け足で私が注目する草コインを紹介しましたが、私は生粋のコインハンター。今後も随時、上がりそうな銘柄や仮想通貨界隈の動向を発信していきたいと思います。「502大佐のコインハンター」、お見知りおきを! ★★★【502大佐のコインハンター】第1回★★★ 大佐イラスト<502大佐>仮想通貨参入は2013年の、古参トレーダー。預けていたビットコインが引き出せなくなる「Mt.GOX事件」の被害者。その際に全資産を失った経験から、仮想通貨の分析を徹底的に行うようになった。暴騰前のアルトコインを探索、解析など得意とする。自身で国産コイン「Z502」の運営にも携わる。ツイッターアカウントは@gox_crypt <取材・文/櫻井一樹 構成/浜田盛太郎 イラスト/bambeam>
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