下げ基調の米国株。いまこそ「買い/買えない」銘柄を絞るチャンス

《割安感漂う米国株有望銘柄4選》

●アマゾン(AMZN)(株価/約1632ドル)  売上高約20兆円を誇るネット通販の巨頭。EC市場は引き続き拡大しているほか、AWS(アマゾンウェブサービス、アマゾンが展開するクラウドサービス)が新たなドル箱に成長しつつある。離婚調停によるベゾス夫妻の保有株の行方は気がかりだが、株価、業績とも復調必至か ●アルファベット⁄グーグル(GOOG)(株価/約1070ドル)  検索エンジンで世界断トツ。その他、ネットに関する多種多様なサービスを展開し、ネット広告事業で圧倒的な存在。YouTubeの買収でさらに広告事業に厚みが出ている。ネット広告市場の拡大を考えてものびしろはまだありそう。株価は、GAFAの中ではアップルに次いで割安感がある ●スクエア(SQ)(株価/約71ドル)  クレジットカードの決済処理会社。膨大な顧客を背景としたストック型ビジネスに強み。決済額自体ののびもさることながら、銀行を競争相手とした中小企業への短期融資業務が今後急成長する可能性も。株価は昨年後半に半値近くまで売られたものの、足元では急反発中 ●オクタ(OKTA)(株価/約77ドル)  パスワード1回入力でログインできるシングルサインオンのID管理サービスを提供。’09年創業と若い企業だが、すでに顧客は3000社を超える。クラウドが普及すればするほどセキュリティ面での対策が必要になるが、まずは企業の地道なID管理が必須。それを請け負う筆頭候補
今井正之氏

今井正之氏

【今井正之氏】 アイザワ証券、国際公認投資アナリスト(CIIA)。CFP、1級FP技能士の資格を保有。主に欧米市場を担当するが、アジアなど新興国株式にも造詣が深い。ストックボイス「東京マーケットワイド」に出演中 【A氏】 米国担当アナリスト。’90年代に某証券に入社後、欧米やアジア株の調査部を歴任。現在は主に米国株の調査・分析を担当している。需給動向や相場のトレンド、人気テーマなどに精通し、的確なコメントを発信 取材・文/新井奈央 図版/ミューズグラフィック
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