2Dイラストを立体的に360度動かせる映像技術を開発【Live2D社】
Live2Dが、同社の持つ2Dイラストを3D空間上で立体的に動かす、独自の映像技術をさらに発展させ、360度の立体表現に対応した新シリーズ「Live2D Euclid」を開発したと発表した。
⇒【動画】http://youtu.be/6n4F2Hx1TTE
同社の技術Live2Dは、それまで3Dモデルでは再現が難しかった、スネオやアトムの髪型のような二次元イラストだけが再現できる「嘘の表現」という魅力を失うことなく、絵を自由に動かせる技術。2009年の提供開始以来、『ガールフレンド(仮)』 (サイバーエージェント)、『pepita』(井上雄彦氏)など100件以上の商業作品で採用されていいるが、現行型の技術では、1枚の原画をモーフィングさせて動かすために左右30~40度くらいの横の動きがに限定されていた。
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それが、Live2D Euclid」では複数の原画を変形させながらシームレスに対応することで、360度全方位で原画に忠実なまま立体表現を可能にしたのだ。
360度の表現に対応したことで、二次元キャラが二次元キャラのまま立体的に動き回るということが可能になった。さらにリアルタイム描画も可能なため、ゲームなどのインタラクティブなコンテンツでも利用が可能だという。また、顔は2Dで身体は3Dでといった組み合わせも可能。
同社は、すでに一部の企業とは試験的なプロジェクトを進行させており、現在も研究開発や作品制作のパートナーを募っている。
<文/HBO取材班 画像・動画/DigiinfoTV>
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