⑥改善を続ける
成功者に共通するルールの6つ目は、常に自分と自分のやっていることを改善することだそうです。ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズは「
大晦日の時の自分がその年の正月より進歩していたなら成功の年だと言える。それを毎年続けたならすごいキャリアが積みあがるのだから」と述べています。
素晴らしいアイデアは、ときに陳腐化し、或いは模倣されます。彼らが成功者であり続けられる理由のひとつは、素晴らしい成果を出しただけにとどまらず、その後も改善を繰り返し、よりよい成果を求め続けるからです。
⑦人のために価値のあることをする
成功者に共通するルールの7つ目は、人のために価値のあることをすることだそうです。著名なファッションデザイナーであるアレクサンダー・マックイーンは「
私の仕事は人の役に立つものを提供すること。私の場合、それは人々にステキな服で装ってもらうことです」と述べています。
基本的に社会的成功とは、社会的に評価を受けていることと同義語です。そして誰かに評価を受けるためには、誰かのために価値あることをすること以外の方法はありません。承認欲求の快楽を最大化するには、SNSに書き込むよりも誰かのためになることを探す方が近道です。
⑧諦めずに粘り強くやりぬく
成功者に共通するルールの8つ目はどんなことも最後まで粘り強くやり抜くことだそうです。世界的に有名な女優であり、シンガーのジェニファー・ロペスは「
成功は一夜にして得られたものではない。この業界で一夜にして得られるようなものはありません」と述べています。
彼らは一朝一夕で成功者になったわけではなく、その過程には幾たびかの失敗や挫折があります。けれどもそれにめげずに何度くじけてもその度に立ち上がり、粘り強く精進を続けたからこそ、彼らは大きな成功を手に入れることができたのです。
以上、ここまで500人以上の成功者に共通する8つのルールをご紹介しました。けれども、これらを私たちが応用するには、少し抽象的すぎるかもしれません。
たとえば、「①情熱を注げること」と言われても、自分がどんなことに情熱を感じるのかわからない人もいらっしゃるでしょうし、「⑥改善を続ける」ために具体的に何をすればいいのかわからない人もいるでしょう。
拙著、『
成功法則 完全実践ガイド』では、成功を手に入れるための具体的な実践方法をご紹介しておりますので、よかったらぜひそちらもご参照いただければ幸いです。
<文/高田晋一>
【高田晋一】
(株)成功データ研究所 代表取締役。作家。データアナリスト。早稲田大学第一文学部哲学科卒業、英国国立ウェールズ大学経営大学院Postgraduate Diploma取得。電通グループ各社で10年以上にわたり、リサーチ・ディレクターとして市場調査やデータ分析を担当。
成功哲学に関する研究をライフワークとし、これまでに1000冊以上の文献やデータを調査・分析して、独自の成功理論を確立。その後独立して「(株)成功データ研究所」を設立し、これまでの研究結果を書籍やセミナー、雑誌やWEBの記事などを通じて発表している。
著書に、『
「人生成功」の統計学 自己啓発の名著50冊に共通する8つの成功法則』(ぱる出版)、『
自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方』(サンクチュアリ出版)、『
大富豪の伝記で見つけた 1億稼ぐ50の教え』(サンクチュアリ出版)、『
成功法則大全』(WAVE出版)『
やってみてわかった 成功法則 完全実践ガイド』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など
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