風疹患者が累計2186人で昨年の24倍、止まらぬ感染拡大の対策法は?

及川健二

妊娠の可能性のある女性はまず抗体検査を

風疹ワクチン

風疹ワクチン接種の無料化も検討されている

――副作用が問題視されたMMR(風疹・麻疹・おたふく風邪)ワクチンが使われたのはいつなのでしょうか? 「1988~1993年です。その間は、麻疹ワクチンかMMRワクチンかのいずれかを選択できるようになっていました」 ――今では「トンデモ説」で有名ですが、「風疹ワクチンが自閉症を生じさせる」という説は、海外のようにワクチンを回避しようという動きにはつながったのですか? 「ある程度はありましたが、その論文は短期間で消されましたので、日本ではそれほどまでに影響していません」 ――根本厚労相がワクチン接種に助成金を出すと仰いましたが、いつぐらいから、出すのでしょうか。 「大臣がおっしゃったように『できるだけ早く』としか言いようがありません」 ――現在、ワクチンは不足していないのでしょうか? 「いまのところは不足していません。ただ、抗体を持たない可能性がある39~57歳の男性が1600万人いますので、一気に接種すればワクチンは不足します。いまは年間男女あわせて約100万人のお子さんが誕生しますが、当時は男子だけで100万人が生まれてでしたから、ワクチンを接種していない人はそれくらいの人数になるのです」 ――妊娠の可能性のある女性は、どんな対策をとったらよいのでしょうか。 「まず妊娠しそうな女性は抗体検査を受けて、抗体がなければワクチンを接種してください。妊娠してから抗体がないことが分かった場合は、周りの人がワクチンを接種して、風疹を防ぐことが重要です」 <写真・文/及川健二(日仏共同テレビ局France10日本支局長)>
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