顧客維持のために「チームプレイ」を駆使。愛人稼業の知られざる戦術<現役愛人が説く経済学58>

東條才子

時には友人と共同戦線

Fine Graphics / PIXTA(ピクスタ) ※写真はイメージです

 こんにちは、東條才子と申します。アラサーのOLですが、夜はお金持ちの「愛人」として生活しております。前回は、「富裕層男性の「恋愛欲」を満たせるか否かが、愛人業の成否を分ける」と題しまして、富裕層のニーズが「若い女性と恋愛したい」という一点にあることを解説いたしました。一口に「恋愛」と言いましても、彼らが思い描く恋愛には色々なパターンがございます。

「僕はこの子を、一生かけて守ると決めたんだ」

 ある中小企業の社長(50代)は、私の友人であり「パパ活、愛人仲間」である28歳の女性を好きになりました。出逢いは銀座のクラブです。

 そのクラブは、「パパ」を探す女性が多く勤務していることで有名なところでした。固定給は他の高級クラブより劣りますが、客層が良く、女性も「クラブ慣れ」していない初心者を多く採用していました。よって、ホステスらしさのない素人風の女性と、そういう女性を好む富裕層がマッチングしやすいのです。パパ活・愛人マーケットは、こんなところにもあるのです。

 そのお店で、28歳のAさんは50代の社長と出会いました。はじめは社長の一目惚れだったそうです。控えめな性格のAさんは、社長のさまざまな誘いを断りきれず、また売上にも多く貢献してくれたため、一度だけホテルに行ってしまいました。

 ホステスが客との性交渉に応じることは、ままありますが、お店の外で逢瀬を重ねると危険な面も出てまいります。客が毎回、ホテルへ誘おうとしてくるのです。

 Aさんは、その誘いをなんとか断る日々に疲れてきました。

「私ね、社長からの愛情が重すぎて、最近どうしようか悩んでるんだ」と、Aさんが私に打ち明けたのは、半年ほど前のことだったと思います。

 Aさんには結婚を考えている彼氏がおり、同居しています。ですから社長が貢いでくれるのはありがたいものの、ホテルに何度も泊まって「パパ」の存在がバレるのは避けたいのです。

「最近は、社長から『君との子供が欲しい』って、何回も言われて疲れちゃった。社長には妻子がいるのに、セックスしてからは特に面倒なことになった。もう関係を切りたいけど、お店やデートのたびに『タクシー代』として5万円くれるのはありがたい。そこで、才子さんに手伝って欲しいことがあるの」

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友人との連携で「パパ=顧客」の心理を操作
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