AmazonがAI採用打ち切り。AIが導く結果を、人はどう判断するべきか?

鳥谷健史
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geralt via pixabay(CC0 Public Domain)

 AI採用システムに女性差別の欠陥が判明し、使用を中止したというニュースを目にしました。(参照:焦点:アマゾンがAI採用打ち切り、「女性差別」の欠陥露呈で–ロイター

 このニュース、今後のAIの活用方法を考える上で、重要な視座を提供してくれたと思います。

 今回のようなニュースがあると「やはりAIは怖い」と考える風潮があります。しかし、実際に怖いのはAIそのもので無く、AIというテクノロジーを扱う人間の姿勢です。

AIに罪はない!?

 AIがやってることをざっくり言うと、「過去データを元に、そこに潜む傾向を抽出し、それを使って将来の事象を予測する」と言えます。

 AI(を支えている機械学習)には色んな実装方法がありますが(ディープラーニングもその一つ)どれも簡単に言うとやってるのはこれです。

 今回話題になったAI採用の場合、AIが導き出すのは「過去の採用データの傾向を元に推測すると、過去と同じ採用方針の場合、この人は採用する可能性が高いか低いか」という過去の傾向に基づいた推測を行った場合に発生する(おそらく正しい)事実です。

 AIは決して「採用すべき、すべきでない」という規範的事実を導き出しているのではありません。

 この結果を生かすも殺すも、その結果を人間がどう扱うか次第です。

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AIの判断を活用するのは人間

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