増える「動物たちと触れ合える室内型ミニ動物園」の闇。動物は触れられて幸せか?

「動物に触れる」のは子供たちにとって大きな喜びだろう。しかし、それすら「動物のストレスになる」と問い直される時代に、それ以前の“不適正飼育”をしている動物園が数多いという。

法令違反が常態化する業界は課題だらけ

インナー・シティー・ズー ノア

「触れる」の先駆け「インナー・シティー・ズー ノア」

「インナー・シティー・ズー ノア」(横浜市金沢区)が先駆けともいわれる「動物に触れる」室内型施設は増加の傾向だ。子供をベビーカーに乗せ、「動物と触れ合わせたい」と家族で訪れるファンも少なくない。

 一方で、特定動物を移送する際に必要な手続きを取らないなどの法令違反は「常態化している」と業界内外で囁かれている。

 NPO法人「人と動物の共生センター」理事長の奥田順之獣医師はこの傾向を疑問視する。

「『触れる』という触れ込み自体に疑問を感じます。そもそも動物たちは『触られたい』と思っているんでしょうか」

 犬ですら人間になでられることでストレスを感じるという研究がある。ましてや犬や猫以外の動物にとって、「触られる」負担は余りに大きい。

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動物に触れたところで命の大切さは学べない

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