人見知りを3秒で克服し、初対面で7時間も話せた術をナンバー1営業マンが伝授する

人見知りのコミュニケーションで誤解されがちなポイントとは?

 こんにちは、サラリーマンメンタリストのTatsuです。  前回までは世のイメージとは異なるトップ営業マンのコミュニケーション術についてご紹介してきましたが、今回は人見知りの克服方法がテーマです。

自称・人見知りが誤解していること

 現在、私は10年以上心理カウンセラーをしていた経験を活かし、LINEトークCAREというサービスで、10~40代女性から恋愛の悩み相談を受けています。  これはLINEを通して相談者から電話で相談をいただき、私がその方の悩みに合った回答をするというものです。  これまで1000人以上の悩み相談に答えてきましたが、相談を受けていると、つい長電話になることも少なくありません。先月は一人の相談者から7時間45分電話で悩み相談を受けたこともありました。  こういったエピソードを話すと、こんなことを言われます。 「よくTatsuさんは話を続けられますね」 「Tatsuさんはトップ営業マンだからコミュ力が高いんですね」 「僕はTatsuさんのように話がうまくないし、人見知りなのでそういうのはムリだな……」  しかし、これは誤解です。私は話がうまい人間でも、コミュ力が高い人間でもありません。  そもそも、話が続かない人と続く人では、何が違うのか。  実は、話が続かない人は、話そうとするから疲れているんです。  これ、どういうことなのか、解説します。  私は悩み相談をうけている間は、ずっと相手に話をさせているだけなのです。なので、まったく疲れませんし、上手いことを言う必要もない。たまにオシッコに行きたくなるくらいです(笑)  よく、会話はキャッチボールと言いますが、あれは厳密に言えば間違っています。盛り上がる会話とは、相手の話をひたすら引き出すもの。そのため、キャッチボールというよりは、バッティング練習に近い。相手が打ちやすいボールを投げてあげて、それに思いっきりバットを振ってもらうのが盛り上がる会話なのです。  しかし、話の聞き方にもコツがあります。そこで、話の聞き方のコツ三原則を紹介しましょう。 【聞き方のコツ3原則】 1:最後まで聞く(一切遮らない) 2:感情を代弁してあげる 3:テンションを合わせる(相手と同化する)  順に解説していきましょう。  私は相手の話を「聞く」ではなく「聴く」とよく表現しています。  “聴き役”とは、単に耳を傾けるのではなく、全身でうなずいて一切話しを遮らずに相手に気持ちよく話を続けてもらうことを指します。  ダメな聞き役の人は、よく悩み相談中に「わかる、わかる!俺もそういうことあったもん!たとえば……」と自分の話をし始めたり、「その悩みだったら、いい人(本)紹介してあげるよ!」と外の情報を持ち出して話を遮ってしまいがちですが、これはすべてNG。  とにかく最後まで一切話を遮ってはいけません。
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3秒で実践可能!うまい”聴き役”になる方法
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