ジェットコースター並なトルコリラ相場で荒稼ぎする一発逆転トレード。超リスキーな新興国通貨でいかに勝つか?

暴落後の反転上昇も予想して買い指値

 トルコリラは5月にも20%近く急落し、緊急利上げで乗り切ったが、その後は金利を据え置き。他方ではアメリカが利上げしていたことでトルコから資金が流出しやすい環境となっていた。 「対円では一時的に高値を追う動きもありましたが、対ドルでも対ユーロでもないトルコリラ単体の値動きを表示してくれる『Ku-Chart』を見ると、むしろ下落圧力が高まっていることは明らかでした。それで、ターゲットの20円割れが近いと見た8月7日に、18・96円に利益確定注文を入れました。。20円のロスカットにより1円ほど走るだろうとイメージできたし、その後は強力なリバウンドが来るだろうと考えて、同時に買い指値も入れました」(同)  19円から15円台まで40銭刻みで買い注文を置いたという。
20円割れを予測して売り+買いの乱れ打ち

20円割れを予測して売り+買いの乱れ打ち――jaguar氏は暴落3日前に20円割れが近いと予想し、売りポジションの利確を19円割れに設定。さらに19~15円の間に無数の買い注文を並べてリバウンドを取ることにも成功

「8月10日15時すぎ、狙っていた動きが発生し、売りポジションが決済され、同時に19円から17円台までの買い注文が約定。ただ、リバウンドは思ったほどの強さではなかったので、欲張らず18円60銭で決済しました」(同)  20円割れからの急落は日本人の強制決済による一時的なものと考え、リバウンドの上昇まで取っていく見事なトレードだ。トルコリラ売り、まだ継続か? 「今は18円台からの売りポジションをキープしています。目標は15円割れの14円台での利確。ただ、トルコ政府の動向や株式市場などの動向次第では、水準に関係なく決済するつもりです」(同)  ハイリスクハイリターンなトルコリラ、一発逆転のチャンスにあふれているが、リスク管理だけはくれぐれも慎重に!
「トルコリラ単体」の価値を見よう

「トルコリラ単体」の価値を見よう――「Ku-Chart」という特殊なツールを使うことで、対円でも対ドルでもない”トルコリラ単体”の通貨の強さを表示することが可能。これを見ると一貫して右肩下がりとわかる

【外為どっとコム総研・神田卓也氏】 セミナーやリポートなどを通じて個人投資家向けに情報を配信。近著に『いちばんやさしい為替の教本』がある。ツイッターは@KandaTakuya 【専業トレーダーjaguar氏】 裁量とシステムトレードの二刀流。データの豊富なブログやツイッター(@FXjaguar)は玄人筋からも高い評価。ブログ「FXで勝利の音色を奏でよう♪」 <取材・文/高城 泰(ミドルマン) 図版/ミューズグラフィック 写真/ロイター/アフロ>
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