いまだ避難所暮らしの人もいる西日本豪雨災害の被災地を放置してゴルフ三昧の夏休みを楽しんだ日本の総理大臣

ボランティア頼りという悪しき習慣を変えられないのか

瓦礫 地元でよく聞くのは「プロの力を貸してほしい」という声です。そりゃボランティアの方々も頼もしい存在ではあるのですが、どんなものでもプロがやるのと素人がやるのでは、技術もスピードも違います。被災地の復旧・復興を1日でも早めるなら、プロが稼働するのが一番早い。  しかし、海外にお金をばらまく時には即決なのに、困っている日本人のために使うお金はないと言うのです。まったく使い物にならないイージス・アショアやオスプレイは買うのに、辺野古に基地を作るためなら市を飛び越えて地区の住民に直接お金をばら撒くのに、困っている被災者のためにはお金を使わない。はっきり言って、お金の使い方を間違えているのです。  そして、復旧・復興のために動くのは善意あるボランティア。東京五輪で海外からの観光客を出迎えるのもボランティア。貧困の子どもたちにゴハンを食べさせる子ども食堂もボランティア。人々の暮らしに直結する肝心の部分をボランティア任せで、政府がお金を出さないのです。僕たちは何のために税金を払っているのでしょうか。しかも、これで消費税を上げるとおっしゃる。「気が狂っとんのか!」という話です。現場のことでバタバタしている地方自治体はともかく、県議会議員や国会議員は今頃、めちゃくちゃ走り回っていないといけないはずなのに、どうしてろくすっぽ仕事をしていないのでしょうか。

ゴルフとカジノのことは真剣で被災地は無視。これでいいのか

 夏休みが終わり、学校では2学期が始まっていますが、学校の校庭に粗大ゴミが集められていたり、体育館で被災者が暮らしていたり、地元の小中学校では授業に影響が出ています。  あれだけの被害があったのだから仕方がないかもしれませんが、一刻も早く解消してあげたいところです。各自治体から職員やゴミ収集車が応援に駆けつけているため、少しはマシなのですが、国や県による臨機応変な対応があるわけではありません。  道路の復旧は早いのに、どうして被災した人たちのケアはなかなか進まないのか。それは非常災害対策本部が設置されている今になってもゴルフをしたり、お祭りに出かけて票を集めたりしてばかりで、本当に困っている人たちのために動く政治家がほとんどいなからです。そして、こういう仕事をしない政治家に投票してしまっているのは、他ならぬ僕たちだということです。  避難生活が長くなれば体調を壊して亡くなる高齢者が出ないとは限りません。政治は命に関わる問題なのですが、カジノのことは真剣に考えるけど、被災地のことは無視をする。困っている人を助けるための面倒臭い仕事はしないで、土建屋に喜んでもらえる仕事だけをする。安倍首相が会食をしている人たちを見てください。岡山県や広島県など、被災地のために何をしたらいいかを真剣に考えている人が食事をしながら直談判するというシーンはありません。どこぞの企業の社長や会長ばかりです。べつに安倍首相を批判したいわけではありませんが、今、偉そうにしている政治家が困っている国民のために手を尽くさない現実。  これからの時代、日本の気候は少しずつ変わってきていますので、想定を超える豪雨が降ることが当たり前になってきます。政治家の仕事ぶりをこれでいいと言うならば、今度はあなたが被災した時に、この国に助けてもらえることはなくなってしまうかもしれません。 <取材・文/選挙ウォッチャーちだい(Twitter ID:@chidaisan)> ちだい●選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材活動を行う。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどをTwitterやnote「チダイズム」を中心に公開中。立候補する方、当選させたい議員がいる方は、すべてのレポートが必見。
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