いまだ避難所暮らしの人もいる西日本豪雨災害の被災地を放置してゴルフ三昧の夏休みを楽しんだ日本の総理大臣
2018.09.05
ボランティア頼りという悪しき習慣を変えられないのか
地元でよく聞くのは「プロの力を貸してほしい」という声です。そりゃボランティアの方々も頼もしい存在ではあるのですが、どんなものでもプロがやるのと素人がやるのでは、技術もスピードも違います。被災地の復旧・復興を1日でも早めるなら、プロが稼働するのが一番早い。
しかし、海外にお金をばらまく時には即決なのに、困っている日本人のために使うお金はないと言うのです。まったく使い物にならないイージス・アショアやオスプレイは買うのに、辺野古に基地を作るためなら市を飛び越えて地区の住民に直接お金をばら撒くのに、困っている被災者のためにはお金を使わない。はっきり言って、お金の使い方を間違えているのです。
そして、復旧・復興のために動くのは善意あるボランティア。東京五輪で海外からの観光客を出迎えるのもボランティア。貧困の子どもたちにゴハンを食べさせる子ども食堂もボランティア。人々の暮らしに直結する肝心の部分をボランティア任せで、政府がお金を出さないのです。僕たちは何のために税金を払っているのでしょうか。しかも、これで消費税を上げるとおっしゃる。「気が狂っとんのか!」という話です。現場のことでバタバタしている地方自治体はともかく、県議会議員や国会議員は今頃、めちゃくちゃ走り回っていないといけないはずなのに、どうしてろくすっぽ仕事をしていないのでしょうか。
ゴルフとカジノのことは真剣で被災地は無視。これでいいのか
選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材しています。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどを「チダイズム」にて公開中
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