米軍迎撃シミュレーションから垣間見える、イージス・アショア日本配備計画の「不自然さ」
イージス・アショア日本配備理由に見る「不自然さ」

図4 北朝鮮による弾道弾攻撃の軌跡とブーストフェーズ迎撃の可能性
(左)液体燃料ICBM (右)固体燃料ICBM 赤い部分が迎撃可能領域
pp2-14, Making Sense of Ballistic Missile Defense: An Assessment of Concepts and Systems for U.S. Boost-Phase Missile Defense in Comparison to Other Alternatives, 2012, National Academy of Sciencesより引用

図5 北朝鮮による弾道弾攻撃の軌跡とブーストフェーズ迎撃の可能性
液体燃料ICBMの場合(固体燃料ICBMでは迎撃射点がほぼ陸上となる)
pp2-14, Making Sense of Ballistic Missile Defense: An Assessment of Concepts and Systems for U.S. Boost-Phase Missile Defense in Comparison to Other Alternatives, 2012, National Academy of Sciencesより引用

図6 洋上配備イージスMDによる北朝鮮MRBM迎撃シミュレーション
濃黄色は現行のイージスMD(LOR)、 淡黄色は能力向上イージスMD(EOR)
pp3-20, Making Sense of Ballistic Missile Defense: An Assessment of Concepts and Systems for U.S. Boost-Phase Missile Defense in Comparison to Other Alternatives, 2012, National Academy of Sciencesより引用
<文/牧田寛 Twitter ID:@BB45_Colorado photo/USMDA via flickr(CC BY 2.0)>
まきた ひろし●著述家・工学博士。徳島大学助手を経て高知工科大学助教、元コロラド大学コロラドスプリングス校客員教授。勤務先大学との関係が著しく悪化し心身を痛めた後解雇。1年半の沈黙の後著述家として再起。本来の専門は、分子反応論、錯体化学、鉱物化学、ワイドギャップ半導体だが、原子力及び核、軍事については、独自に調査・取材を進めてきた。原発問題についてのメルマガを近日配信開始予定
Twitter ID:@BB45_Colorado
まきた ひろし●著述家・工学博士。徳島大学助手を経て高知工科大学助教、元コロラド大学コロラドスプリングス校客員教授。勤務先大学との関係が著しく悪化し心身を痛めた後解雇。1年半の沈黙の後著述家として再起。本来の専門は、分子反応論、錯体化学、鉱物化学、ワイドギャップ半導体だが、原子力及び核、軍事については、独自に調査・取材を進めてきた。原発問題について、そして2020年4月からは新型コロナウィルス・パンデミックについてのメルマガ「コロラド博士メルマガ(定期便)」好評配信中