情報アカ:でも、僕が仮想通貨トレードを始めたのは’17年3月とわりと最近なんです。韓国でラノベ作家としてデビューしたのですが、生活のために、アルバイトを余儀なくされました。執筆の時間を確保して経済的に自由になりたいと思って始めたんですよ。
シャア大佐:草コインはわりと早めの段階から買っていたんですか?
情報アカ:NanoがXRBという名前の時期に1100サトシ(約9円)で買っていましたが、それが20万サトシ(約1700円)まで噴いたこともあります。
ゆいちゅう:180倍! この上昇率、まさに草コインの醍醐味ですね。
――では、それぞれの推しコインを教えてください。
情報アカ:僕はアイドスクニーン(ADK)ですね。オフショア銀行で使われることを目指した匿名送金コインです。僕はADKが上場したばかりの’17年6月に当時74円のレートで買いました。その後、買い増しを続けて、今は1万2000枚ほど所有しています。’18年1月には価格が1万円近くまで高騰して、半年もたたないうちに含み益が1億円まで達しました。ただ、ADKは「Aidos Market」という開発者自身が作った取引所でしか買えないんです。昔は「クリプトダオ」という取引所に上場していたのですが、開発者がその取引所は信用できないと判断して、上場廃止しました。
ADK
シャア大佐:そのときに、クリプトダオからは投資家のウォレットが消滅する騒動が起こりましたね。
情報アカ:その際に開発者は自腹をきって投資家たちに補塡した。なによりホルダーとしては、その心意気に惚れました。かつて一部では「ADKは詐欺」とも言われていましたが、銀行との提携も発表されているし、量子コンピュータのハッキング耐性もあるので長期的不安も少ない。まだ詳しくは言えないですが6~7月にかけて、新しい取引所に上場することも決まっているので、今後もっと価格の上昇は見込めるはずです。
ゆいちゅう:情報アカさんがコインを選ぶ際のポイントはありますか?
情報アカ:最近は、「リアルワールドを変えるプロジェクトを持つ銘柄を選びたい」と思うようになりましたね。その意味で、プラットフォーム型のコイン、ヴィチェーン(VEN)に期待しています。ブロックチェーンのシステムを利用して、NFCチップやQRコード、RFIDタグを商品に埋め込んだり、すでに中国では流通管理の場面でも広く活用されているんです。
シャア大佐:ブロックチェーンのデータは途中で書き換えや改ざんすることができない。この特性を活かして、消費者や取引先への安心や信頼を提供できるというわけですね。