都知事や政府の考えた「五輪の暑さ対策案」をリストアップしたら「クールジャパン」過ぎて震えるレベル

画期的な暑さ対策6:2時間も早いサマータイムを導入する

 安倍晋三総理は、東京五輪が行われる2020年に「2時間早める斬新なサマータイム」を導入することを検討しています。サマータイムの導入はこれまでたびたび議論されてきましたが、東京五輪を開催するなら「サマータイムも思い出だ」ということで、普通は1時間早めるくらいなものですが、常識にとらわれないところが大変素晴らしい安倍晋三総理は「2時間早める」と言い出しました。  すべてが2時間早まるということで、朝9時から始まるスポーツがあるとすると、それは現在の朝7時から始まるということになります。朝9時に比べれば朝7時の方が涼しいので、涼しい時間帯に競技ができれば、それを見に来る観客が熱中症になってしまう可能性も軽減できることでしょう。  さすがは数々の常識を壊し続け、公文書改竄が日常的に起こる国にした安倍晋三総理です。  涼しい時間を増やす画期的な大発明は、この記事の締めくくりに相応しい頭の悪さ。  皆さん、オリンピックの競技が行われている時間を思い浮かべていただきたいのです。基本的にはさまざまな競技が朝から晩まで行われます。朝9時から始まって夜の10時に終わると考えた時、それを2時間早めるということは朝7時から夜8時までが競技時間になるということです。通常、暑さのピークは午後2時頃に迎えますが、2時間早めるということは暑さのピークが午後4時になるということです。そして、オリンピックを興行として成り立たせるためには、平日のメイン競技は仕事帰りにも立ち寄れるアフターファイブにやることになります。野球にしろ、サッカーにしろ、観客が入らなければビジネスとして成り立たないわけですから、最も観客が入りやすい時間帯に試合をするのは常識です。  ということは、なるべく多くの観客を見込みたい競技ほど、最も暑さの残る時間帯に行うことになる。そして、選手が自身のポテンシャルを最大限に引き出すためのリハーサル、最終調整する時間帯が一番の灼熱地獄。つまり、「バカ」です。きっと安倍晋三先生のことなので、この事実に気づかずに「検討しろ!」とおっしゃっていると思いますので、もう一度言っておきます。「バカ」です。いっそのこと2時間と言わず2か月ぐらいズラしたら、すべてがマルッと解決するかもしれません。

選挙ウォッチャーの分析&考察

 政治家の仕事は、その圧倒的な交渉力で難しい問題を解決し、国民を幸せにすることだと思います。  理想を言えば、国際オリンピック委員会や世界の国々と交渉し、開催期間を2か月ぐらいズラし、世界中の国々に笑って納得してもらうべきでしょう。しかし、理想と現実は全然違います。  日本の政治家はどいつもこいつもポンコツかトンチキなので、そんなダイナミックな交渉なんてできるはずがなく、ただ一言、「は?」と言われて終了です。だから、交渉するまでもなく小手先のクソみたいなアイディアをドヤ顔で語り、仕事した気になるのです。  人が死ぬレベルの猛暑や酷暑を回避して、安全に東京五輪を開催するためには大きく3つの解決方法しかありません。  1つ目は時期をズラす。春や秋に開催することにすれば、暑さで死ぬ心配はありません。  2つ目は場所をズラす。いっそのこと北海道でオリンピックを開催すれば人が死ぬ事態は回避できます。  3つ目は先進的な技術革新と最新テクノロジー、そして日本が誇る圧倒的な技術力によって暑さを和らげ、世界中をビビらせる。  個人的には3つ目を採用していただきたいところですが、今のところ、日本で考えられている「暑さ対策」は大喜利以下です。このままだと戦闘機を竹槍で落とそうとしていた時代を彷彿とさせる「日本の伝統芸能」を世界にお披露目することになっちゃうのですが、このままで大丈夫なのでしょうか。2020年、あまりに暑すぎる日本を「クールジャパン」と揶揄されて、世界中からバカにされる日が来るのではないかと心配でなりません。アホを政治家にすると、こうなってしまうのです。皆さん、ちゃんと選挙に行きましょう。 <取材・文/選挙ウォッチャーちだい(Twitter ID:@chidaisan)> ちだい●選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材活動を行う。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどをTwitterやnote「チダイズム」を中心に公開中。立候補する方、当選させたい議員がいる方は、すべてのレポートが必見。
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