無知無謀なFXトレーダーがテクニカルの達人となって辿り着いた手法とは?

ぶせな氏

FX億トレーダーぶせな氏

 昨年の仮想通貨バブルで多数の億り人が誕生したが、1月以降の低迷相場で仮想通貨トレーダーも意気消沈。今なお生き残っている投資家は、いかにして稼いでいるのか? リーマン・ショックなど数々の金融危機を乗り越えてきた為替トレーダーや、仮想通貨と為替を操る二刀流トレーダーも交え、最強投資家たちが大激突!

1分足スキャル&パターン分析を組み合わせたデイトレで億超え!

 彼を知り、己を知れば百戦殆(あや)うからず―。孫子の兵法で知られた一文だ。敵を研究し尽くし、自分の力量を認識したうえで戦略を練れば、百戦百勝も可能ではない、と説く。これはマーケットと対峙するトレーダーにも当てはまる。考えもせず、勘を頼りにトレードしようものなら火傷は必至だ。 「だから、私はFX一本。FXトレーダーのなかには、ボラティリティ(変動率)が大きいからとビットコインFXをはじめる人もいますが、未成熟な市場でトレンドが読みづらいので、私は一切手を出していません。そもそも、どれだけの人がビットコインというものを理解しているのでしょうか?」  こう話すのは9年間で1億7000万円もの利益を稼ぎ出しているFXトレーダーのぶせな氏。テクニカルアナリストの資格も有する、マーケット分析のプロだ。ただし、当初は無知で無謀なトレーダーの一人だったという。 「’07年頃からFXを始めたのですが、完全に勘頼み(苦笑)。資金の許す限りナンピンしたりして、1100万円の損切りを経験したんです……」  その大火傷をきっかけに、マーケットを徹底的に分析。自分にあったトレード方法を模索したという。 「行き着いたのがスキャルピングでした。超短期売買なので、損切りさえ徹底すれば致命的な損失を被ることはありません。回転を効かせて複利で運用すれば、資産を短期間で増やすことも可能と考えたのです」
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スキャルピングで一般的なSMAではなくEMAに着目
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