まだまだ続く炎暑の日々、乗り切るために使える涼感ガジェット厳選3品
都内でも気温40度を超える暑さを記録するなど、もはや猛暑を超えて酷暑とも言える今年の夏。外回りを終えてオフィスに帰ってきても、空調の効きがイマイチでは仕事の効率も下がる一方。少しでも快適に過ごすため、IT・家電ライターの小枝祐基氏にオススメの涼感ガジェットを紹介してもらった。
まずは飲み物を冷たく保つガジェットを紹介しよう。仕事中など、初めは冷えていた飲み物も、ちょっと作業に集中しているうちに、気づけばぬるくなって飲み頃を逃してしまう、なんてことになりがちだ。そんな人にオススメなのが、卓上で使えるドリンククーラー「CupCooler」。付属のアルミカップに飲み物を注ぐと、本体のシャーシがアルミカップの熱を吸収して、飲み物を冷やす仕組みになっている。メーカースペックでは、飲料を15度まで冷やすのにかかる時間は約10分と、冷却速度は冷蔵庫のおよそ6倍だという。特に難しい設定もなく、電源を入れるだけとシンプルな使い心地で、デスクを彩る見た目のよさも所有欲をそそる。
実際に製品をお借りしたので、実力のほどを試してみた。まずは常温の水道水(29℃前後)をカップに注いで10分待ってみると、温度は19℃前後まで下がっていた。夏場でやや温度が高かったせいか、さすがに10分で15℃とまではいかなかったものの、十分な冷却効果を実感。さらに1時間ほど置いてみると、10度前後まで冷やされていた。また、あらかじめ冷蔵庫で冷やした水(10.9℃)を1時間ほど放置してみたが、こちらも変わらず10℃前後をキープしており、たしかに保冷効果が感じられた。
本機のもうひとつの使い方が、付属のアルミカップをホルダーとして、缶や瓶の飲料をそのまま差し込んで冷やす方法。買ってきた缶ジュースをいちいちカップに注ぐことなく、ずっと冷たいまま飲み頃をキープできるという。こちらも実際に冷却効果を確認してみたが、開始時7.6℃に対して1時間後には9.4℃と温度上昇はあったものの、飲み頃はキープできていた。会社など、カップの洗浄が手間になる環境では、こちらの使い方がよさそうだ。
なお今回借りたサンプルはアルミカップが旧式で、ペットボトルには非対応だが、8月10日より発売予定のモデルでは、ペットボトルも使える日本規格の新アルミカップが付属。さらに幅広い飲料に対応できる。
飲み物の温度を冷たいまま保つ
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