通勤カバンにも入る、ビジネスパーソンのための防災ガジェット

林泰人
ビーフリー

ビーフリーは先端についたフィルターでバクテリアなどを除去する浄水器。災害発生時に風呂にためた水をなどを濾過するのにも使える

aijiro / PIXTA(ピクスタ)

 6月から7月にかけて発生した西日本豪雨で、あらためて災害対策が注目されている。夏場の台風やゲリラ豪雨はもちろん、地震などが発生したときのために、日頃から水や食料を備蓄しているという読者も少なくないはずだ。

スマホひとつでも災害には有効

 しかし、ビジネスパーソンにとって一番怖いのは、通勤や仕事中など、自宅以外の場所で思わぬ災害に遭ってしまうこと。サバイバルグッズなどにも詳しいアウトドアライターのPONCHO氏はこう語る。

「大地震や豪雨、台風による洪水で避難所へ逃げるとなると、数日間分の食糧や水、着替えや常備薬など、小旅行や山小屋泊の登山をするような装備品を詰め込んだ防災リュックの準備が欠かせません。しかし、そうした防災セットを持ち歩くことは難しい。まずは普段の通勤用のカバンのなかに何を入れておくべきかが重要です」

 ペットボトルの水、小腹が空いたときのための携帯菓子やエナジーフード、スマホと充電用バッテリー……。こういったアイテムは多くのサラリーマンが持ち歩いているはずだが、これだけでも有事の際には効果的だという。

「スマホはSNSで情報を得るだけでなく、例え通信ができなくなっても小型ライトとして使えます。地図アプリで勤務先から自宅への地図を保存しておけば、ルートを調べながら帰ることもできる。また、建物内に閉じ込められても、体を動かせる状態であればアラームを鳴らして居場所を知らせるホイッスルの代わりにもなります。スマホは日常だけでなく、非常時にも使えるガジェットだということを覚えておくべきです」

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ソーラーパフ ファイブカラーは60ルーメルンと明るさもバッチリ。ソーラー充電で普段はコンパクトに畳める

 とはいえ、スマホやわずかな飲食物はあくまで最低限度の装備。身の安全を守るためには、もう少し備えておきたいところだ。常日頃から持ち歩くことを考えた場合、いかに軽く、コンパクトなアイテムを選ぶかがカギとなる。ビジネスパーソンに適した防災アイテムにはどんなものがあるのか?

「夜間に徒歩で帰宅したり、周囲の状況を確かめるのに便利なのはランタンです。カバンに入れて持ち歩くことを考えると、ソーラーパフ ファイブカラーがいいでしょう。手の平サイズで重さは84gとコンパクト。ソーラーバッテリーを内蔵しており、明かりも5色変えられます。もし避難所に逃げた場合には眩しくない赤色の明かりが有効です。点灯時間も色によって4時間~10時間と長く、昼間は畳んで光にあてて充電しておけば、電池切れを心配せずに翌日も使えます」

 柔らかい素材でできており、畳めば厚さはわずか1.5cm。災害に見舞われたときはもちろん、週末のキャンプなどでも活躍するはずだ。

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超軽量ブランケットも

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