サッカー人生を諦めず、クラウドファンディングで復活を目指す男、地頭薗雅弥

クラウドファンディングは「今までの生き方が反映する」

 どのようにしてクラウドファンディングを立ち上げたのか。 「とりあえず、僕一か月間クラウドファンディングについて超がつくくらい勉強したんですよ。目標額を20万に設定したら110万円集めることができました」  目標額の五倍以上とは尋常ではない。ぜひ秘訣を聞いてみたいところだ。 「“次のチームが見つかるまでの活動費”ということで始めました。今回やってみてわかったのは、クラウドファンディングって今までの生き方が反映するんだなということですね。僕が相模原にいたころ選手のかたわら子供向けサッカースクールの指導をしていたのですが、そのときの子供の親御さんが三万円とか五万円だしてくれたりしたんですよ」  そのとき同席している友人が「一発目のクラウドファンディングで成功した人って、めちゃくちゃ少ないですよね。みんな失敗してますもん」とコメントした。 「とにかく、僕は一か月間かけて猛勉強しましたからね。良し悪しは別として、日本で一番クラウドファンディングでお金を集めているのはキングコングの西野さんですから、西野さんのビジネス書は当然読んで、西野さんが講演会とかでクラウドファンディングの仕組みを解説してくれている映像はYoutubeで結構上がっていますから、それも全てみました。 それから日本にはクラウドファンディングの大手が三社あるんですよ。キャンプファイアー、マクアケ、Ready Forなのですが、その三社にこの企画を投げてみて、当初はキャンプファイアーで8割方進んでいたのですが、最終的にReadyForでやることにしました。というのも、ReadyForだけが“うちでやりませんか?”と直接電話をかけてきてくれたのですよ。そして、幸いクラウドファンディングについて手伝ってくれた先輩がいましたから、そういう人を大切にするというのも重要ですね。こういうのは最後は人柄だな、と思ってReadyForに行きました」  そして先述の通り約110万円が集まった。

お礼の手紙や写真の手間を惜しまない

「だからね、最近やたら色々な連絡相談がきますからね。“どうしてそんなに集まったの?”って。コンサルタントみたいになってますよ。」  そんなとき、地頭薗は何を見てどんなアドバイスをするのか。 「写真はめちゃくちゃ選びましたね。それからブログで、これまでのサッカー人生をチームごとに区切って振り返ったんですけど、それが結構響いたこともあったみたいです」  それから忘れてはならないことがあるという。 「今回百人以上の方がお金を出してくださったんですけど、お礼を手紙とか写真にしていたら、これが結構お金がかかるんですよ。もちろん手間もかかります。幸い最近マネージャーみたいなことをしてくれる人がこちらに現れて、宛名書きとかシール貼りをやってくれているんですけど、マネージャーがいないとやっていけないというのはこういうところで痛感しました。でも、そこまでは一人でやってみるというのも重要ですよね」  ということで、次回は百万円以上を集めることができた地頭薗の歩みを紹介していきたい。 <取材・文/タカ大丸>  ジャーナリスト、TVリポーター、英語同時通訳・スペイン語通訳者。ニューヨーク州立大学ポツダム校とテル・アヴィヴ大学で政治学を専攻。’10年10月のチリ鉱山落盤事故作業員救出の際にはスペイン語通訳として民放各局から依頼が殺到。2015年3月発売の『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(三五館)は12万部を突破。最新の訳書に「ナダル・ノート すべては訓練次第」(東邦出版)。  雑誌「月刊VOICE」「プレジデント」などで執筆するほか、テレビ朝日「たけしのTVタックル」「たけしの超常現象Xファイル」TBS「水曜日のダウンタウン」などテレビ出演も多数。公式サイト
 ジャーナリスト、TVリポーター、英語同時通訳・スペイン語通訳者。ニューヨーク州立大学ポツダム校とテル・アヴィヴ大学で政治学を専攻。’10年10月のチリ鉱山落盤事故作業員救出の際にはスペイン語通訳として民放各局から依頼が殺到。2015年3月発売の『ジョコビッチの生まれ変わる食事』は15万部を突破し、現在新装版が発売。最新の訳書に「ナダル・ノート すべては訓練次第」(東邦出版)。10月に初の単著『貧困脱出マニュアル』(飛鳥新社)を上梓。 雑誌「月刊VOICE」「プレジデント」などで執筆するほか、テレビ朝日「たけしのTVタックル」「たけしの超常現象Xファイル」TBS「水曜日のダウンタウン」などテレビ出演も多数。
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