日本唯一! 梅雨に訪れたい天気の神様「気象神社」は強運の神様でもあった

若杉優貴

 雨が続くこの季節。出掛けたいけれど雨で憂鬱…そんな日にオススメなのが、杉並区のJR高円寺駅からすぐの場所にある「高円寺氷川神社」。実は、この神社の境内には、日本唯一となる気象の神様「気象神社」があるのだ。

日本唯一の「気象神社」とは……?

下駄型の絵馬が迎えてくれる「天気の神様」

 高円寺氷川神社はJR高円寺駅南口から歩いて2分ほどの場所にある。駅からごく近いので雨の日でも安心だ。

JR高円寺駅。高円寺氷川神社に行くには写真の南口が便利だ

 気象神社は高円寺氷川神社境内の西側にある。神社を訪れてまず目に入るのは下駄の形をした絵馬。これはもちろん「あした天気になーれ!」に因んだものだ。
 奉納された絵馬を見ると、野外ライブや野外フェス、結婚式の晴天を願うものが目立つほか「脱・雨女」「脱・雨男」、そして下駄に掛けて「足が速くなりますように」といったものも見られ、笑いを誘われる。また、気象庁や日本気象協会の関係者、そして気象予報士を目指す人が書いた絵馬もいくつかあった。

 気象神社の御祭神は八意思兼命(やごころおおもいかねのみこと)。八意思兼命は知恵の神であり、神話では太陽神である天照大神を天岩戸から外に出すための助言をしたことでも知られる高天原の賢者でもある。

消滅の危機から復活!「強運の神様」でもある

 実はこの気象神社、一度消滅は危機にありながら、無事に生き延びたという「強運を持つ神社」なのだ。

 気象神社はもともと高円寺にあった陸軍気象部の構内に1944年に設けられたもの。戦後、GHQの神道指令により公的機関のなかに設けられた神社は撤去されるはずであったが、気象神社は調査ミスにより辛くも生き延び、1948年に高円寺氷川神社の境内に遷座されて現在に至っているという。なお、現在の社殿は当時のものではなく2003年に新たに造営された比較的新しいものに変わっている。

 知恵の神様を祀る強運の神社。気象予報士を目指す者でなくとも、ここぞという試験の前にはぜひ訪れたい場所だ。

下駄型のユニークな絵馬が並ぶ

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