ゲーミングスマホが続々登場。ASUSのゲーミングライン、「ROGフォン」は日本上陸も

田村和輝

ASUS(華碩電脳)のゲーミングライン「ROG」のスマホ「ROGフォン」

 台湾・ASUS(華碩電脳)は同社初のゲーミングスマートフォン(ゲーミングスマホ)を発表した。各社からゲーミングスマホが続々と登場する中で、同社が発表したゲーミングスマホは本格的な仕様で、日本市場での発売も有力だ。

「ゲーマーのためのスマホ」、ゲーミングスマホ続々と

 2017年第4四半期以降、各社からゲーミングスマホが続々と登場している。米国・レイザーは2017年11月にゲーミングスマホ「レイザーフォン」を発表した。同社は「ゲーマーによるゲーマーのための製品」を標語とし、高性能なゲーマー向け製品を展開する。そんなレイザーとして初めてのスマートフォン(スマホ)がレイザーフォンだ。

 また、2018年4月には中国・南昌黒鯊科技と中国・努比亜技術が相次いでゲーミングスマホを披露した。ゲーミングスマホの展開のために設立された南昌黒鯊科技はゲーミングスマホ「黒鯊游戯手机」を発表しており、同社には中国・小米科技が少数株主として出資する。スマホ分野の知見を持つ小米科技が開発に参画したほか、小米科技が保有する販路も活用する。努比亜技術はゲーミングスマホ「紅魔電競游戯手机」を発表した。同社は中興通訊の子会社として設立されたが、すでに中興通訊の連結対象から外れ、経営は中興通訊から独立性を高めている。

 なお、黒鯊游戯手机と紅魔電競游戯手机の「游戯手机」は「ゲームの電話」を意味し、ゲーミングスマホと読み替えて差し支えない。

 ゲーミングスマホの明確な定義はないが、熱心なゲーマーをターゲットとする点は共通で、心臓部となるチップセットは高性能なものを採用し、大容量のシステムメモリを搭載するなど、快適にリッチなゲームを楽しめるよう設計されている。ほかに滑らかな表示を実現する画面、効率的な冷却技術、個性的な外観、周辺機器の用意など、機種により差はあるものの、ゲーマーの心をくすぐるような特徴を備える。

「ROG」初のゲーミングスマホ

 ASUSは2018年台北国際電脳展に合わせて台湾・台北市でプレスイベントを開催し、ゲーミングスマホ「ROGフォン」を発表した。同社が展開するゲーミングブランド「ROG」を冠したスマホで、同社はゼンフォンシリーズを筆頭にASUSのブランドでスマホの投入実績はあるが、ROGでは初めてのスマホだ。

 チップセットはクアルコム・テクノロジーズ製のスナップドラゴン845モバイルプラットフォーム(SDM845)を搭載する。クアルコム・テクノロジーズのスマホ向けチップセットでは最上位で、CPUの動作周波数は通常の2.8GHzからオーバークロックして最大で2.96GHzとなる。オーバークロックしたSDM845を搭載するスマホは発表日時点でROGフォンのみだ。ディスプレイは鮮やかな発色のアクティブマトリクス式有機ELを採用し、リフレッシュレートは90Hzと滑らかな表示を実現する。システムメモリの容量は8GBで、内蔵ストレージの容量は128GBと512GBを用意している。前面にはステレオスピーカーを搭載し、背面には冷却用の排気口を備えるなど、ゲームを思う存分に楽しめるような仕様に仕上げている。

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