その後、彼女は許可なく衣装を切って表に立ち、何とお尻などを観客に向けてたくさんのお客さんに撮られていました。
それだけでは収まらず、SNS上で4万人のフォロワーに対し業務中に「○○会社(クライアントの企業名)は対応がひどい。悪質な会社です」とありもないことを投稿したのです。
その様子を見た時に唖然とし、同時にゾっとしたのを今でも覚えています…こんな人が居るんだなぁと……しかも成人していながら(笑)。
さらに、もう一つ例を上げましょう。これは、聞いた話なのですが……。
ある雑誌社の話です。
そのインフルエンサーはモデルとしても活躍していて、フォロワー数も何万人もいました。
しかし、撮影当日に問題が生じました。
約束の時間になっても来ないので、マネージャーが彼女に電話しましたがなかなか出ず、1時間後にようやく電話に出ると「今彼氏と寝ていて疲れたからいかない」と一方的に電話を切ったのです。
どうでしょう? 本当にネットに出ている数字を信じていいのでしょうか? むしろ、これを見てまだネットだけの数字に頼りたいと思われますか?
確かに数字は大事です。でも、数字以上に大切にしなきゃならないものもたくさんあることを知っていただきたいと、私は強く思います。
次回もまた、インフルエンサーについて書いていこうと思います。お楽しみに!
<文・桂華>
【桂華】
キャスティング事業などを行う
「りゅばんないと」代表。フリーモデルとして、
写真集「密会」などへの出演も行う。スペインとフィリピンハーフの母と、日本の父を持つ。ツイッターは
@keika_pt17、インスタグラムは
@keika_o0。