ラテンアメリカに根を張る、イランと関係が深いテロ組織ヒズボラの活動

イランとヒズボラ、そして南米とイスラエル

 1979年にホメイニ師が主導したイラン革命が起きてから、それを世界に広めるために過激な活動をヒズボラが担っているのである。そして、彼らの標的はユダヤ人なのである。  そして、ヒズボラはラテンアメリカに彼らの巣窟のように発展した活動ネットをもっている。米国は彼らの活動の中で特に麻薬密売、資金洗浄、テロ活動を阻止することに専念している。  ヒズボラの活動の最初の入り口はベネズエラであった。イランがアフマディーネジャードとベネズエラがチャベスの両大統領が政権を担っていた時からヒズボラのラテンアメリカでの玄関はベネズエラになっていた。今もそれは変わらず、マドゥロ政権がそれを容易にしている。  そして現在、ヒズボラの活動のベース基地となっているのはアルゼンチン、パラグアイ、ブラジルの3か国が隣接する地域である。それぞれの国が相手2か国を牽制して取り締まりに隙間が生じている地域である。  そして、ヒズボラにとって、そこはあらゆる犯罪を遂行する為の必要手段がそこで手に入るようになっているという。中でもパラグアイ領土内がヒズボラの組織がより強固なものになっている。(参照:「EOM」)  なんと、この地域で麻薬密売、武器売買、資金洗浄などで年間430億ドル(4兆6500億円)の資金が動いているという。(参照:「Infobae」)  グアテマラに続いて3番目にイスラエルのエルサレムに大使館を移転したパラグアイは正に、この三角地帯の取り締まりを強化する為にもイスラエルから安全を守る面での協力を要請されている。  ヒズボラはパナマ、チリ、ボリビア、エクアドル、ブラジル、コロンビア、ペルー、キューバ、カリブ海、メキシコ、アルゼンチンといった国々で活動できる組織網を持っているという。  これに対して、カサンドラ・プロジェクトを再開させたトランプ大統領の意向を受けたセッションズ司法長官は「米国とラテンアメリカにおいてテロ組織の脅威を撲滅すべく努力を緩めることはしない」と発言している。 <文/白石和幸 photo by yeowatzup via flickr(CC BY 2.0)> しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営から現在は貿易コンサルタントに転身
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