米国の2日後にグアテマラもエルサレムに大使館を移した。その理由にある中米国家の悲哀

白石和幸

大国に翻弄される中米国家

 今回の大使館移転で、アラブ諸国からはそっぽを向かれるが、グアテマラにとっては、イスラエルとの貿易取引の拡大そしてイスラエルが持っている色々な分野での高度な技術給与もこれまで以上に得やすくなる可能性はある。

 しかし、かつて米ソの冷戦で翻弄された中米の国々は、いまだ大国の動きに翻弄されて、その国家運営を綱渡りのように運営せざるを得ない状況にある。

 米国の影響下にある中米は、各国とも世界の外交秩序を尊重することをしないトランプ大統領という不法移民排斥主義者の登場によって大胆な外交を取ってトランプの意向に追随するような決定を取らねばならないのである。

<文/白石和幸>
しらいしかずゆき●スペイン在住の貿易コンサルタント。1973年にスペイン・バレンシアに留学以来、長くスペインで会社経営する生活。バレンシアには領事館がないため、緊急時などはバルセロナの日本総領事館の代理業務もこなす。

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