人気優待株ブロガー4人が厳選した3月の優待株とは?

優待イメージ しかし、人気の優待銘柄は、権利日が近づくと値上がりする傾向があり、注意が必要だ。かんち氏は「権利日直前よりも、25~15日前ぐらいまでの間の株価が一番高くなる傾向」と分析する。優待欲しさに高値摑みをすると、権利日の翌日に株価が大幅に下落する「権利落ち」に見舞われることも多い。  その対策のひとつとして「優待が年2回ある銘柄を選ぶ」とは、主婦優待ブロガーの夕刊マダム氏。 「年2回の優待銘柄は権利落ち後の回復が比較的早いし、回数が多いと相場の低迷時と優待到着が重なることもあって癒やされます」  夕刊マダム氏は権利日の2か月前から株価の値動きをチェックし、権利日直前に高騰するようなら優待は諦めて値上がり益を取ることもあるという。 「あまり優待に固執せず、長い目で見て権利落ちの安くなったところを拾うぐらいの余裕があるといいですね」  夕刊マダム氏お気に入りの年2回優待銘柄は、10万円台の投資で1000円分のクオカードがもらえるパッケージソフト会社のエイトレッド(3969)。そして、7万円台の投資で志摩のリゾートホテルの宿泊券がもらえるアールビバン(7523)だ。  優待投資ならではのリスクもある。ともさん氏は「太っ腹すぎる優待には注意したい」と警告する。

突然の優待改悪や廃止のリスクに注意

「分不相応に豪華な優待品を出す企業は、ある日突然、優待内容の改悪や廃止を発表する可能性がある。例えば、年2回の5000円分のクオカードの優待を新設するも、1年で終了して3000円になり、間もなく廃止したアサックス(8772)など。そうなると株価が急落してしまうのです」  株主優待の4賢人に3月優待銘柄を厳選してもらった。これら3月末に権利が確定する株主優待をゲットするには、3月27日までに株を購入しておく必要がある。  優待投資のメリットとしてぱんだ氏は「株価変動に一喜一憂せず、のんびり長期投資しながら生活を楽しくできる」と話す。  配当金を受け取り、次々と送られてくる優待品を活用して楽しむ「夢の株主優待生活」。相場が不安定な今こそ、こうしたのんびり投資にスイッチするのも、アリなのかも。
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4賢人がオススメする3月優待株
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