不動産投資の裏ワザ――交渉次第でここまで値切れる!
購入物件は当時築29年で5部屋。満室になると、管理費、固定資産税などを引いた手取りは年間約180万円で、表面利回りは約12.4%になる。
「家賃は相場より安く設定。合計約70万円のリフォーム代をかけて、壁紙の貼り替えはもちろん、モニター付きインターホンやエアコン、冷蔵庫を設置するなど、魅力的な物件にすることで、空室はすぐに埋まりました」
ほかにも全室に新しく冷蔵庫を入れたりし、付加価値を上げたが、家賃は相場よりも約1割安め。こうした値付けができるのも現金購入ならでは。その結果、空室率が80%の物件でありながら、入居者の募集後すぐに満室に。
また、将来的に入居者がいなくなっても怖くはないとATSUSHI氏。
「立地がそれなりにいいので、土地値だけで約1900万円はする物件なんです。なので、妻とは、最悪建物を潰してマイホームを建てようと言っています。その意味では、まあ失敗のしようがないですね(笑)」
《勝ち組投資家の教え》
論理的に説得し、大幅な値引きを無事に勝ち取れば、成功率は大幅アップ!
取材・文/山本啓介
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