また、グローバル化やAI人材といったテーマも新成人の今後の働き方を考える上で欠かせない。彼らがどのように考えているのか。まず「AI化」について尋ねると、以下のような結果だった。
「AIに期待している」…13.0%
「やや期待している」…24.2%
「AIにあまり期待していない」…18.6%
「AIに期待していない」…10.8%
「AIに不安がある」「やや不安がある」…48%
AIへの期待値の高さにかかわらず、半数弱の新成人が「AI導入」に対して何らかの不安を抱いているようだ。次に、「グローバル化」について「英語への不安があるか」と質問したところ、以下のような結果が出た。
「不安がある」…41.4%
「不安が少しある」…37.6%
「あまり不安はない」…6.6%
「不安はない」…2.4%
「どちらともいえない」…12.0%
英語力に対して不安を感じている新成人が79%もいる一方で、「グローバル人材になりたいか」という問いには「なりたい」が19.4%、「ややなりたい」が25.6%にとどまり、反対に「なりたくない」が9.4%、「あまりなりたくない」は24.8%で、「どちらともいえない」も31.0%いた。
今回のアンケート調査では、2018年の新成人のさまざまな実態が明らかになった。新成人にはこれから未来に大きく羽ばたいていってもらいたいが、彼らの目に見える現実はまだまだ厳しいようだ。
参照:
マクロミル
【調査概要】
・調査主体:マクロミル
・調査対象:2018年成人式の参加対象となる全国の平成9~10年生まれの男性250名/女性250名(合計500名)
・調査方法:インターネットリサーチ
・調査期間:2017年12月15日~12月17日
<文/ハセベサチコ>