「イーサリアムは『ビットコインじゃ物足りない』という発想からヴィタリックという青年が開発しました。スマートコントラクト(契約の自動化)という概念がベースにあり、新たなコインを発行して新規調達を行う『ICO』にも対応しています。いわば仮想通貨界のプラットフォーム。今は仮想通貨が成長するならまずインフラからという時期で、同じような機能を持つイーサリアム・クラシックやWavesなども底固く推移しています」
しかし、10月以降、アルトコインの動きはビットコインに比べて鈍い。
【アルトのターンは近いか?】
土屋氏が重視するのは仮想通貨内でのビットコインの比率。今年は春先に低下したが後半には盛り返す展開。再びアルトコインが比率を高める日は近そうだ
「’17年後半は仮想通貨に流入する資金をビットコインが吸い上げてしまったため、アルトコインは低調だったのです。けど来年にはまたアルトコインへの注目が高まる時期が必ずくるはずです。そのとき買われるのはイーサなどのインフラ系コインでしょう」
そういって紹介してくれたのは、イーサリアムをベースとするグノーシス(GNO)。「分散型予測市場のプラットフォームになる仮想通貨」だ。気になる人は、こちらも要チェック!
《土屋氏 一押しコイン!》
●Ethereum(イーサリアム/ETH)
ICOにも多用されるなど機能性ではビットコインをはるかに凌ぐ。仮想通貨が普及すればインフラを担う存在として利用されるはず。目標は最低30万円!
【仮想通貨案内人 土屋範夫氏】
自称イーサリアム信者であり、イーサ比率高め
●資産 8000万円
●投資額 1年
●保有コイン
BTC,BCH 15%
ETH 35%
ETC 10%
XRP 5%
ICO銘柄(GNO、TNT他) 35%
イーサリアムやICO銘柄を中心としたポートフォリオで資産を増やした。仮想通貨普及のための「仮想通貨スクール&サポート」を運営中。
http://www.ico-altcoin.com/lp/
取材・文/アケミン、高城 泰(ミドルマン)、浜田盛太郎・池垣 完(ともに本誌)
図版/ミューズグラフィック
― 仮想通貨(ビットコイン)で[資産100倍]マニュアル ―