急増する中国スタートアップの原動力。中国版Snowも輩出した深センの起業支援サービス「サラダ大学」に潜入
サラダ大学では、ベンチャーキャピタルとも繋がっており、イベントを通して素晴らしいスタートアップを生み出し、資金調達もサポートしていくという。中国では有り余るキャッシュをシードフェーズに向けており、その額は年間で3~5兆円規模と言われている。日本のVCが近年行ったシード投資の年間総額が2000億円ほどなので、すでに約20倍の規模であり、アメリカの7.5兆円に迫るほどの勢いだ。政府のスタートアップに対する様々なサポート(オフィス補助など)も背中を押し、このようなスタートアップ支援プロジェクトも数多く生まれている。 創業メンバーの3人は同級生で26歳とのこと。彼らと話をしていると、考え方がクリエイティブで、日本の起業家と話しているレベルと大差はないと感じた。むしろ、中国という巨大なマーケットで挑戦している彼らは、常に視野が広く、スタートアップでありながらもニッチな考え方ではない。世界を獲りにいこうとしている姿勢が見えた。 「中国マーケットで挑戦する」という日本人がもっと増えてほしいと感じた。サラダ大学のようなサービスに登録をして現地に住み、世界を狙える環境と人脈と身につけるというのも面白いかもしれない。このサービスに登録するには、年間3000元(約5万円)の会費がかかるが、やはり実際に深センに来ないと登録できないらしい。国境と文化の違いというハードルを超えて、日本はどれだけ世界に出ていけるだろうか。 ※原文:深センのスタートアップ支援サービス「サラダ大学」を訪問取材 <文/白井良(深セン経済情報)> 【ロボティア】 人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『ドローンの衝撃』の著者・河鐘基が務める。https://roboteer-tokyo.com/26歳の3人組が創業
ロボティア●人工知能(AI)、ロボット、ドローン、IoT関連のニュースを配信する専門メディア。内外の最新技術動向やビジネス情報、ロボット時代のカルチャー・生活情報をわかりやすく伝える。編集長は『ドローンの衝撃』(扶桑社新書)の著者・河鐘基が務める。
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●10種類の言語で詩を書くロボットが登場「メーカーフェア深セン2016」が活況
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