今回、前述のアンケートで「転職活動時にもっとも知りたい情報」についても聞いたところ、以下の結果になりました。
第1位「給与などの待遇・福利厚生」(30.4%)
第2位「働く社員の声」(25.0%)
第3位「会社の雰囲気」(23.2%)
第4位「休日・休暇や残業など」(12.0%)
第5位「経営者や上司の考え方や人柄」(6.2%)
第6位「企業の課題点」(2.8%)
※画像はリリース元サイトより
先ほどの「本音の転職理由」アンケートにもあったとおり、給与などの待遇面、あるいは働く社員の生の声が知りたいという意見が上位でした。面接官に質問する機会があれば、こういった疑問・不安について聞いてみてもいいかもしれません。
みなさんは「ネガティブな転職理由は面接官に嫌われる」という噂を聞いたことはありませんか? 「労働時間・環境が不満だった」「給与などの待遇が悪かった」などの本音の転職理由はそのままストレートに伝えてしまうと、面接官に悪い印象を与えかねません。
それにも関わらず多くの人が転職に成功しているのはなぜか。それはネガティブな転職理由をポジティブな言葉に変換しているからです。どのようにポジティブな言葉に言い換えればいいのでしょうか。
例えば「上司が嫌だった」という場合は、「優秀な人材のなかで働きたいと考えた」。ほかにも「給料が低い」という場合は、「正当に評価してくれる環境で働きたい」などと変換すればいいのです。
そのまま伝えると、相手にどうしても「愚痴っぽい人だな」、「すぐ辞めるじゃないかな」など思われてしまうような転職理由も、このようにできるだけポジティブな言葉に言い換えることで相手の印象は好転します。
真っ赤な嘘をつく必要はないですが、最低限の建前は必要といえるでしょう。
転職するとき、自分の退職理由について「単なるわがままなのではないか」、「我慢が足りないのではないか」と後ろめたい気持ちを感じた人もきっと多いはず。ですが、今回のアンケートで明らかになったように、転職理由はネガティブなものがほとんどです。
それをそのまま伝えることは得策ではありませんが、我慢してその職にこだわる必要もありません。
本音と建前をしっかり区別し、転職活動に活かしてください。
<TEXT/ハセベサチコ>
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調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査期間:2017年9月7日~9月10日
調査対象:20代の転職活動経験者500名